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過去の活動報告

市議会関連

2014年09月13日








家庭教育学級「親子でもの造り」見学 
 


 久々に時間が合って、私が市の事業の中で最も好きな家庭教育学級を見学できた。この日のタイトルは「親子でもの造り」で、そのまま子ども達と一緒に様々な小物を創ると言う講座だった。講師の方々は福岡市で手にこういった地域活動をして下さっているグループと言う事だった。新聞紙でのエコバックつくりなども行われていたがこれが本当に良く出来ている。加えて言うのであればこれを多分最初は生徒だった方が先生の補助員として活躍されている姿も美しい。よくこんなことを発想できるなと感心する事しきりである。

 会場の雰囲気を上手く伝えきれない私の文章力の無さを常に嘆いているのだがこの日は本当に普段の生徒さんであるお母さんも、それに一緒についてきた子どもさんも本当に楽しそうに創作活動に取り組んでおられた。昔と違ってものがいくらでもあると言うよりもむしろ溢れている時代だ。帰るか変えないかの問題こそあれ基本的に売ってないものは無いと言っても良いだろう。少なくともものが無くて「じゃあ作ろうか」と言う発想にはなかなか至らないであろう。間違いなく昔はそうだったのだ。何でもかんでも取敢えず代用品で充てていた。その際当然のように子どもと大人は一緒に作業をしていたのだ。だが今は先ずそういった機会はない。その意味でも家庭教育学校に於いて休みの期間中にそういった機会を意識的に増やしてくださっているその姿勢に心から敬意を表するものである。どんなに長い説明よりも共同で作業を粉う事の方が幾らも説得力がある事は往々にしてある。まあそんな機会を行政が作らなければならないと言う事自体若干寂しい気はするが・・・自分たちが作ったものを自慢げに見せる子ども達の表情も生き生きしていたし、それを見るお母さんの笑顔も素敵だった。とても素晴らしい講座でした。
 関係者の皆さんお疲れ様でした。ありがとうございました!!
2014年09月12日








春日六中サミット見学 
 


 この催しは昨年も見学させて頂いたが、春日市内にある6校の中学生が自主的に自分たちの学校における課題点とそれを解決するために何を行うべきかを考え、またそれをどのように実践しているかを発表しあい、他校の優れた取り組みも参考にしつつ自校に持ち帰ってそれを有効に生かそうと言う画期的な取り組みである。各校の主に活動を主導して発表を行っているのは生徒会の役員であろうがこの子たちが聞いている人たちにどう伝えるべきかも工夫しながら考えてこの日の発表に臨んでいるかと言う真剣な姿勢も充分に理解できるし大変画期的な試みである。やはり自分で考えてそれを実行していく、そしてそれを周囲に解り易く伝えると言う行為は人間生きている限り永遠に続けなければならない作業だ。これを自主的に子ども達が試行錯誤を繰り返しながらではあるが模索している姿と言うのは本当に素晴らしいものであると思う。これは大人になってもTQC活動などでも活かされていくものだ。当初これを企画された方の見識に心から頭の下がる思いである。

 ただ、実は私はこの日ここに集まって華々しく素晴らしい発表をしている生徒たちと全く対照的な立場で中学校生活を過ごしてきた人間だ。その捻くれた人間に敢えて言わせて頂くのであればこの会、あまりに素晴らしすぎる。子ども達も自分たちで知恵を絞ったことを一生懸命発表していること自体大変素晴らしいのだが、ちょっと発想も含めてだが優等生に過ぎると言うか、子どもの発想で本当にそんなことを考えるのかと思ってしまう。少なくとも私は大変な悪餓鬼であったと思う。で、この当時こんなに大人が喜ぶような発想を一切持ち合わせてはいなかった。私の程度が低いと言われればそれまでだが、本来子どもは子どもなりの、それこそ私達からする思いもよらない発想を持っているはずなのだ。いやそれはどこか素っ頓狂で現実に即してない場合が多々ある。だが、それこそが子どもの柔軟な発想であるしであるが故に子ども達の社会の中で抱える問題の解決には最も適しているのかも知れない。現在の子ども達が抱える問題の深刻さや複雑さは間違いなく我々の頃より一層深刻さを増しているし、我々が持ちえなかった価値観の中でそれは進行している。であるならばこれに子供たちが本気で対応しようとするならば、私たちが考えもつかない手段や発想が出てきて当然ではないだろうか。いや、それが正解だと言うつもりではない。ただ、良くも悪くも我々大人たちを驚かせたり呆れさせたりするそんな本当の意味での生の声をもっと聴きたかった気がするのだ。この日の感想の殆どは「うわ〜〜この子たちはこんなにしっかりしていて安心ね」だったと思う。だが、それでも相も変わらず事件やトラブルは起きる。そんな本音を聞き出す工夫も今後は必要になるのではないだろうか。ある意味子ども達はとても賢い。大人たちがこういった場合に何を求めているかを、どんな模範回答があるかを正確に把握していてその結論に向けた辻褄合わせを行う事がある。私なんてその典型だった。で、心の中で舌を出して悪そう三昧。これではいけない。大人が総評するのではなく子ども達がもっと本気を晒し出せるそんな機会になって行けばさらにこういった会の意義は達成できると思う。しかし、間違いなく現時点においても十二分に意義がある事である事に間違いはない。企画から運営まで御骨折りを頂いたすべての皆様に心から敬意を表するものである。生徒諸君も含めて、皆様大変お疲れ様でした!!
2014年09月03日








図書館探検隊 参加 
 

 世間様が夏休みと言う薔薇色の期間に入ってからは市の行事も多すぎて私の記事の更新が追い付かないでいる。大変申し訳ないが気長にお待ちいただきたい。
 春日市の施設の中で一番好きな施設を挙げろと言われれば私は何の迷いも無く「春日市民図書館」であると答える。元々、これはもうマニアと言われるほどに本が好きであるところに持って来て当市の図書館はここで働いていらっしゃる方々が大変素晴らしい。皆さん優しいしとても親切な事この上ない。加えて図書館司書のお姉さま達の丁寧な事と言ったら、それこそ「結婚するならこんな女性と」と密かに思い描く様なそんな方ばかりである。本当に職員の一人一人が「どうすれば市民がもっと本を好きになってくれるか?」を真剣に考えている姿勢がひしひしと伝わってくる。頭の下がる思いだ。そんな事業の一環で夏休みの子ども達を対象に「図書館探検隊」が開催されたので見学と言うよりも一緒に参加をさせて頂いた。これは、普段見る機会のない図書館の裏側、バックヤードを見学し最終的には図書の貸し出しのシステムまで学んでもらおうと言うものだ。私もこういった仕事をさせて頂いてはいるものの図書館の裏側など見せてもらう機会は滅多に無い。むしろ楽しみで前日眠れなかったほどだ。

 早朝の9時に図書館前に集合。職員の方の説明を一応受けてその後バックヤードへ。移動図書館の仕組みや、自動返却システム、図書の修繕や付録の添付、膨大な書庫の見学・・・はっきり言ってどの子ども達より私が一番興奮していたのは自覚している。本当に見れて良かったと思っている。

 最後は図書の貸し出しステムを事務所で習って、実際にカウンターで一般市民の利用者の方にもご協力を頂いて貸出業務の体験。それまで結構はしゃいでいた子供もこの時だけは随分神妙に「図書カードをお預かりします」「ありがとうございました」と照れながらであるが頑張って言っている姿が可愛らしかった。

 本は間違いなく人間の知識の源であるし無限に広がる想像の世界の入り口の魔法の扉だ。これに幼少期から触れる事で徳こそあれ害などある訳も無い。そんな素敵な本の世界へ何処までも誘ってくれるのが図書館であるしその水先案内人が図書館司書の職員の方々だ。こんなに素敵な体験はそうそう人生の中であるものではない。冒頭にも言ったが私は当市の図書館が大好きだし誰にでも自慢をしている。これ程職員の一人一人が市民のそして子供たちの本に対する関心を高める為に一生懸命に取り組んでいる街はあるものではない。探し物の相談をすれば走って本を取りに行ってくれる司書がいる。これは私は心から誇りに思う光景である。きっと本が好きなんだろう。であるからその良さを市民に伝えたいと言う熱い思いが彼女たちを動かしている。これを肌で感じられることは幸運な事だ。お世辞でも何でも無く、この夏一番の素晴らしい市の事業であったと思う。どうかこの熱意を市民に更に広がるようにこれからも頑張って頂きたい。私も微力ではあるがお手伝いをし続けていきたい。
 関係者の皆様、本当に有難うございました!!
2014年08月22日








「全国市議会議長会in岡山」 参加 
 


 私が春日市議会において所属している「近未来21」は議長を擁する会派である。従って全国の各市において持ち回りで開催される全国市議会議長会には必ず出席させて頂いている。今年は8月6〜7日の二日間にわたって岡山市において開催された。議題はこの数年代わる事なく「議会改革」についてである。セミナーの概要や感想については下記レポートにてまとめているのでご興味のある方はご一読頂きたい。

 春日市議会近未来21行政視察「全国市議会議長会」報告書

 この中にも記述させて頂いているが、現在我々議員が脚光を浴びるのは兵庫県や大阪の議員のように何かしらの不祥事を行った際のみである。政務活動費の使い道が不明瞭であるとか、抑々議員が普段何をしているのか一切わからないのに報酬が高すぎると言ったマイナスの報道ばかりだ。その際に常に言われるのは議員全体を一括りにして「情報公開が足りない」である。だが、敢えて申し上げるが私のように自らの活動や考え方をつぶさに報告して一体誰がそれに目を通すと言うのだ?議員と言う仕事の意味を重大に捉えその義務を忠実にこなしているつもりであるがそれには一切目もくれないで「まったく議員は・・・」もない。間違いなく多くの議員や議会も時代の要請を真摯に捉えて自己修正と言うか自浄努力を図るべきではある。だがしかし、市民も本当の意味で民主主義を根底で支える議会の役割の重要性を今一度認識する必要がるのではないか。その際に誰が銀として本当の意味で適正化を篩にかけるべきだ。この手のセミナーを聞くたびに猛烈にそういった怒りが頭をもたげる。

 それはそうと、実は私にとって岡山は非常に人生のターニングポイントと言うか意義深い土地である。随分昔の話であるがここで起きた事件がきっかけで大きく自らの人生の軌道修正を行ったと言っても過言ではない。今回二日間の大変強硬なスケジュールではあったが会場のすぐそばに日本三大名園の後楽園があるので電車に乗るまでのわずかな時間であったが散策をさせて頂いた。これも何度も言うが「政務活動費で観光などけしからん!」と言った声を良く耳にするが、私に言わせればその町の根幹を支えるような旧所名跡があるのに、そこを訪れずしてその町の何が語れると言うかをむしろ問いたいくらいだ。我々が携わっているのは正に街づくりの仕事だ。これの参考に成り得る場所のどこにも行かずして一体どんな街を作れると言うのであろう。見識を深め自らの姿勢に生かすべき目的が明確であれば観光は重要な視察であるし、むしろ私はそれを一切隠すつもりなどない。加えて岡山地方は私たちの福岡県とはかかわりの深い土地だ。備前福岡の名前こそが現在の福岡県の地名の由来である。そう思って後楽園を見るとまた一段と趣の深いものがある。ただ、本当にゆっくり観光気分を味わいたいのであればここには私が行った夏以外をお勧めする。園内を歩くだけで熱中症一歩手前であった。それなりに考える事の多い視察であった。
2014年08月19日








ふれあい体験王国見学 
 


 わが市においては日頃からボランティアで子ども達の育ちを応援してくださっている方が多数いらっしゃる。この方たちが一堂に会して、子ども達に昔遊び等を通じてまた一段と成長して頂こうと毎年企画、開催されているのが「春日ふれあい体験王国」である。

 ふれあい文化センター内に幾つも設けられた会場で風船でのチャンバラ遊びや木工細工箸の使い方の競技やダーツまで様々なブースが設置されている。中でそれぞれの競技に親しむ子供たちを見たが、どの子達も本当に楽しそうに其々の競技に興じている姿が印象的だった。私たちの子どもの頃は、それこそ木工細工一つとっても当たり前にそれをやっていた。竹を削るための小型のナイフなんてのはいつでもポケットに入っている物でもあった。全く整備などされていないがどこの広場に行っても子ども達が数人集まってきて、其々に工夫をしながら様々な遊びに興じたものだ。だが今は大変残念だがそうはいかない。ナイフの扱い一つでも必要以上に神経過敏になる社会であるし、球技をしようにもそれをする場所も無い。「危ないから」「怪我をするから」と子ども達から遊びやそれに伴う想像力を奪っているのはほかの誰でもない私たちを含めた大人だ。で、機会を与えずに「最近の子どもは・・・」は無茶な話だ。大人社会が寛容になって少々の危険なものを子ども達に与えればきっとうまく使えるようになるはずではないか。これをこういった機会にしか体験できない事に関しては若干後ろめたい気持ちである。ただ、いつも言う話だが、これをボランティアで企画し実践してくださる市民の有志の方の熱い思いには頭が下がる。是非今後も様々な機会を提供して頂きたいし行政としても何らかの後押しを考えるべきだろう。その意味で大変勉強になったイベントであった。
 関係者の皆様、本当にお疲れ様でした。ありがとうございます!!
2014年08月17日








食育落語 
 


 この事業を何故「人権政策課」が行うのかはある意味不思議でしょうがないがそういえば昨年も「恐竜の卵」なる講座をこの課が行っていたことを思い出し妙に納得してしまった。ともかく、現在の人間の生活を考える上で最もその基本にあると言っても決して過言ではない食育に関する話を落語を通してどうして頂くの大変気になって見学をさせて頂いた。

 来館者は親子連れが殆どであったが大変面白かった。特に彼が子ども達に対して現在何気に食している食材の中にどれほど危険なものが含まれているのかを説明してくれた内容は私にも大変勉強になった。私自身、40年ほど前にそれを始めて食して以来好きで好きでたまらないシェイクの中に含まれる砂糖の量には、この食事の中に含まれる成分を気にしない事では自信のある私でさえも若干躊躇するような容量であったことは目から鱗であった。先程も言ったが人間生きていくうえで最も普遍的且つ基本的な動物的な生理的な欲求は「食する」事である。これが無くして生命の維持などあり得ない。が一方でこれをどこまで文化的に行い得るのかと言う事もまた重要である。それらの事を考えると、それこそ気安く「食育」等と言う言葉を使うが、これほど人間にとって重要で且つ範囲が広く難しい教育は無いのだ。これにどんなきっかけであっても取り組もうと言う姿勢は大いに評価すべきであろう。惜しむらくは宣伝不足故か若干聴衆が若干少ない事であるがこればかりは致し方ない。是非今後も試行錯誤を続けて有意義な講座を開催して頂きたい。正直私はこの講座、非常に参考にも勉強にもなった。心から感謝申し上げたい。
 落語家さんと言えば良いのか講師の方と言えば良いのか言い回しが非常に難しいが、兎も角ありがとうございました。
2014年08月16日








星の館ボランティア養成講座 
 


 実は私宇宙の事が大好きである。大いなる夢とロマンがひしめいているともう40年以上憧れを抱き続けている。いや、その実、アニメおたくの松本零士フリークなだけであるのだが・・・しかし動機はともかくとして宇宙好きの星好きである事に変わりはない。小学生の時に福岡市の少年科学館で夏休み天体教室を受け、その際に大型望遠鏡で月を見せて貰った時の感動は未だに忘れていない。実は当春日市にも星の館と言う天体観測施設がある。以前は大野城市の山の中にあったのだが、それでは便利が悪いと言う事で数年前に白水大池公園の敷地内に移動設置したものだ。この施設、市民の方々の評判がすこぶる良い。アクセスも良いし施設管理者の知識まで含めた対応も非常に良いようである。だが何よりこの施設を支えているのは、市民の皆様に少しでも星や天体の素晴らしさを知って貰いたいと天体観測のお手伝いを買って出て下さっているボランティアの皆様のお力によるところが大変大きい。この日はまた新たなボランティアの方に今後のお手伝いをして頂く為の養成講座が開催されていたのでその様子を覗かせて頂いた。

 が、この講座の内容を聞いていて驚いてしまった!!その内容のマニアックな事!!いや、誤解されるといけないから正確に言うと、いい意味で驚いているのだ。天体の赤経や赤緯を調べてそれを赤道儀の望遠鏡に入力していく。これをボランティアの方々が行っているのだ。当然このやり方だと子午線を超えると望遠鏡が下を向くこともあるのでその際には方向を修正していく。すべての理屈が解っていないと出来ない作業である。私に言わせるとこれはもうボランティアの域を超えている。立派な専門家だ!!なるほどこんな方がいらっしゃるならこの施設の評判も上がるはずであると妙に納得してしまった。だが、御話を伺わせて頂くとやはり危機感は抱いていらっしゃるようで、開設当初に比べて来館数の減少や施設の手狭さを嘆いてもおられた。いや、そのご心配までして頂けるとは!?
 間違いなくその心配は本来行政が抱えるものだ。これを普段から支えて頂いている方々にして頂けるとは有難い話を通り越して恐縮してしまう。もっと我々が真剣に考えなければならない。その意味でも大変勉強になった講座であった。これからもちょくちょく足を運ばせて貰おうと思っている。是非今後もご教授をお願いしたい。皆様、ありがとうございました!!
2014年08月10日








自分好座「エコクラフト講座」 
 


 生涯学習の一環である自分好座の「エコクラフト講座」を見学させて頂いた。何処にでもあるようなクラフト紙を使って、と言うか編みこんで小物入れを作ると言うものだ。先に行なわれた学級において指導者的な立場の方も加わって事業が開催されていた。

 いつも思う事だが、何よりもこの教室はいつも雰囲気が非常に良い。上手くでき様が出来まいがそんなことは一切関係ない。みんなでわいわい言いながら「あ〜でもない!こ〜でもない!」と言いながら楽しむ、そのこと自体に意義があるのだとつくづく感心させられる。加えて指先を動かし、当然頭も使うんだ。むしろ悪い条件を探す方が難しいだろう。上級者の方は非常に難しい小物入れに挑戦もされていたし、楽しみは尽きない。よくもまあこういった若干高齢者の方々に入り込みやすい講座を用意するものだと職員の質の高さと言うかニーズの捉え方に感心する事しきりである。きっと受講者の方は更なる上を目指されるであろう。それこそが生涯学習の意義であるのかも知れない。高齢者の方の居場所を作る事はそれ自体が行政の重要な役割だが、きっとこれを受けた方々は今後は自然発生的に集いの場を作られるだろう。そうなれば正に言う事は無い。後何かほんの少し背中を押す手立てを考える事が必要になるのであろう。
 毎回の事であるが非常に勉強をさせて貰った。関係者の方々に御礼を申し上げる。ありがとうございました!!
2014年08月07日








社会を明るくする・暴力団追放大会 
 


 7月は様々な行事が目白押しだ。「社会を明るくする運動推進大会」が開催された。これは保護司の方々による犯罪者構成の活動を理解するために始められた運動であるらしい。「犯罪者の更生」と「再犯防止」は社会が抱える極めて重大な問題である。この事に日々取り組んでおられる保護司の方々の活動には心底敬服する。これを社会が理解することは重要な事だ。大会では地元の小学生の演技も披露されみなさん真剣に見入っておられた。私自身、これについて何が出来るのかを考えるいいきっかけとなった。

 また「暴力団追放市民集会」も開催され、市内の各団体や自治会役員など大勢の参加があっていた。現在春日市には暴力団の事務所棟は無い者のやはり数十名の構成員は在住しているらしい。先の所謂暴対法以来、明らかに暴力団の活動はその手法が大きく変わってきている。表立った恐喝等が無くなった分だけ地下にもぐりその技法も巧みに法の目を潜り抜けるようになってきている。正直に言うが、これに対して我ら素人は全く大綱の手段を持たない。警察に全てを期待するしかない。この4月より市内に警察署も新たに作られている。是非暴力団の根絶に向けて頑張って頂きたい。

 どちらの大会もそうだが、この事かに普段から地道に取り組んでおられる方がいて、その目に見えない努力で我々が平穏に暮らしている事実を忘れてはならない。合わせて先程も言ったが小さくても我々に出来る事を探すことも重要だ。その啓発の意味も込めて大変勉強にある両大会であった。
 関係者の皆様、ありがとうございました!!
2014年08月02日








家庭教育学級「キャンプのすすめ」 
 


 何時も聴かせて頂いている家庭教育学級であるが今回はこれまでと若干趣が違って、お母さんたちに「キャンプ」を進める講座であった。こういった講座になるといつもキャンプの専門家なる人物が来て話をしがちであるが、今回の講師は大学の先生。この辺りのアプローチの見事さが現在の春日市の社会教育課の強みだろう。技術的な話としての勧めではなく、あくまで教育論としてキャンプの意義を説明してくださっていた。加えてこのキャンプをするに当たり講座にまでゲーム感覚を取り入れる辺りの洗練さにはちょっと舌を巻かれた気分であった。

 言ってある事は、要約してしまうと「非日常の勧め」の一言に尽きる。我々にしても以前あれ程までに不自由極まりない生活をしていたこともすっかり忘れて今では完全にこの便利すぎる生活を甘受したいだけしている現状がある。この際時折思うのは非常時に対する心構えなど何処かに飛んで行っている自分である。間違いなく時にはこの便利すぎる日常から距離を置くことで現在の恵まれた環境がいかに素晴らしすぎるものであるか。また、そうでない環境に身を置いた際にどこまで人間とは非力で大自然に身を任せる事がいかに大切な経験であるかは仰る通りであろう。そういった観点を思い起こさせてくれただけでも充分聞く価値のある講義であった。出来れば、子ども達を是非一度キャンプに連れて行きたいと思いもした。冒頭でも言ったが今年の家庭教育学級はあらゆる場面で工夫されていて聞くのが非常に楽しみである。後半戦も是非期待したい。
 関係者の皆様ありがとうございました!
2014年07月26日








人生楽校「春日の歴史講座」 
 


 生涯学習の一環である「かすが人生楽校」において歴史講座が開かれたので見学させて頂いた。いつもながらの事であるが、こういった講座が開講される時の受講生の多さに愕然とする。実際、弥生銀座と呼ばれるほど弥生時代の遺跡が多く出土されるこの地であるが、この土地の歴史に対して非常に多くの市民の方が興味を持っておられることを実感する。市の事業としても今年は水城築城1350年の記念行事も行われる。これに合わせて今一度多くの市民の方々が歴史に対して興味を持って頂けると言う事は大変有難い話である。

 講義の内容自体は、私たち議員は席に開かれた議員研修会の席で大変興味深く拝聴させて頂いた内容に酷似してはいたものの、いつもながら説明をして下さる学芸員の話術の巧みさに恐れ入る。当然、水城と言えば太宰府が有名ではあるがこの春日の地にも国指定されている小水城が存在した。この事を始めて知られる受講者の方もいらっしゃったようで会場から感嘆の声も上がっていた。現在自分たちが棲んでいる地域を愛する事は郷土の歴史を理解する事でもあろう。その意味でこういった講座に受講者が多い事は即ち如何にこの地を皆様が愛し誇りを持っているかの表れであろう。どうか更に様々な視点から郷土の歴史について学ぶ機会を増やして頂きたいものである。知っていてそんな事など何一つない。
 関係者の皆様、ありがとうございました!!
2014年07月16日








「夜の家庭教育学級」受講 
 


 何となく「夜の家庭教育」と言う言葉の響きに淫靡さを感じている自分の浅ましさを恥じ入るばかりであるが、そういった馬鹿な話はさておき、いつも大変興味深く見学させて頂いている家庭教育学級の通常版ではなく、特別編として土曜日の夕刻に開催された「おとうさん・おかあさんしてますか?」を受講させて頂いた。これは通常平日の昼に開催している講座では参加できない方々の為に担当職員の方が工夫をして開講して下った貴重な講座である。いつも来ているお母さん達とは違った皆さんが大変多くおみえで、こういった講座に関する関心の高さが伺われた。

 講義は公立校の教員から現在は中高一貫の私立学校の校長先生が務めて頂き、特に子どもの自主性を育てる上での阻害要因として周囲の過干渉がある事を中心にお話を頂いた。確かに「なるほど」と唸る部分の多い講演内容であったし、多くの受講者の方々も大変熱心に聴きっておられた。ただ、ではだからと言って私もこの講義を全て素直に聞き入った訳ではない。間違いなく親の過剰なほどの過保護が目に余る実態を何度も目の当たりにしているし過干渉に対しては何度煮え湯を飲まされたか数えきれない程である。理想を言えば、子どもが子どもらしく伸び行く為の必要最小限しか手を出さない事が望ましいのは事実である。だが、一方で環境がそれを許さない。手を放した途端に「放任」のレッテルを張られるのも現実である。加えて、教育の基本であるところの家庭での過保護を「手が出せない物」とした現行教育制度の歪みに触れないで地域や学校の過保護を責めるのは無理があろう。これを許さない土壌を家庭が作っている以上如何ともし難い。正にその意味で言えば「家庭教育」以前に「親に対する教育」をまず行わなければならないことになる。だが、それが出来ないのは先に述べた通りだ。この大いなる矛盾を抱えたままで地域にまで過保護を責めるのは多少無理があろう。ただ、間違いなく総論として仰ることは間違ってはいない。ただ現行のシステムや社会構成自体が、子どもの教育に関して大いなる矛盾を孕んでいる事を考えるべきではないだろうか。等と言う問題を頂いたと言う点においては私にとっても大変意義のある講義だったと言えるのである。
 ともあれ、多くの方が多くの事を方向は違っても考えて頂けたであろう。こういった講義は決して回答を得る為の物ではない。問題提起こそその存在意義だ。その意味で非常に実り多い講義であったし、ご担当者の方々にあっては是非今後も様々な内容の講座を出来るだけ多くの受講者に聞いて頂けるよう手を尽くして頂きたい。本当に意義深い素敵な時間でした。
 関係者の皆様、ありがとうございました!!
2014年07月14日








「成年後見制度を学ぶ」講座 
 


 前回の6月議会での一般質問で私も質問をさせて頂いたが認知症とその症状に関わる話はこれからの社会において極めて重大なかつ深刻な問題である。これらの予防等に行政や地域、そして家庭でも積極的に取り組んで行かなければならないのは当然だが、そうなってしまった際の法律的な制度と言うものをしっかりと学んでおく必要がある。現在、この症例等によって正常な判断が出来なくなる方々を支える仕組みとして「成年後見制度」と言うものがある。これを学ぶための講座が開講されていたので見学をさせて頂いた。この制度、はっきり言って個人の財産等を保護すると言う狙いから出発しているだけあって非常に法律的に段階を踏まなければならないと言うか専門的な知識を要する制度である。当然そうでなければ守れない物があって必然的にそうなっている訳だが、あまりに誰もがなる危険性がある症状の対応策としては専門的に過ぎる感は否めない。これに適正に対応するにはもしかすると個々人の能力では無理かもしれない。であれば当然のように行政と言った公的機関がこれをサポートする仕組みが必要になる。その意味でも大変意義深い講座であると言える。

ただ、この日、この説明をしていたのが委託された行政書士の方々であったのだが、この説明が専門的に過ぎて極めて解り難かった。これはこういった職業の人間がはまりこみ易い罠である。ただ、この際、この講義を聴いていた職員の対応は素晴らしかった。すぐに説明員に趣旨が会場に伝わってない事を良い改善を求めた。この辺りに当市の職員のレベルの高さを見る想いがしている。間違いなく、今後の社会を支える重要な制度である。誰もが知っておくべき課題だ。どうかこれからも様々な工夫は必要であろうが市民に解り易い講座を開いて啓発に努めて頂きたい。関係職員の皆様、お疲れ様でした。
2014年07月11日








子育て支援「春日ですくすく」 
 


 とある何処かも議員さんんおセクハラ野次ではないが、やはり少子高齢化と言う現在の社会問題が極めて深刻であるのはこの国全体の共通の認識であろう。ただ、間違ってもらっては困るのは、問題であるのは少子化であって、高齢化と言うのはあくまで子供が少ないから結果的に生じた現象でしかない。誰であっても「長生きするのがいけない」等と言う暴論を公明正大に言う人間はいないであろう。即ち、少子化が解決さえすれば高齢化も無くなる話なのだ。ならばこの深刻な社会問題の解決方法は実は極めて単純で「子どもを増やせばいい」即ち「たくさん子供を産めば良い」のだ。だが、この答がこれ程明確になっている問題の解決がままならない。かく言う私も、それこそあの野次ではないが一人の子どもしかいない訳だから、この問題解決に全く寄与してないどころかむしろ猛烈に足を引っ張っている有様で、それこそ「二人以上育ててから言え」と詰られれば一言も言い返せない状況である。何故これほどに少子化が解消できないのか?この問題の根っこは深い。社会の制度も価値観もすべて変わったと言うより改めれてきている中で「出産〜子育て」と言うこれまで一方的に女性に対して押し付けられていたものが、そうではないと改められたまでは良いが、その実、実効的な手段や制度が全く追いついておらずこれを阻害しているのが大きな要因であるだろうし、実際偉そうに言っても私の様な古臭い価値観を持つ人間がいまだに多くいるように、口では言っていても行動理念として社会に一般にそういった土壌が出来ていない事も大きな阻害要因であろう。これについてはそれこそ充分に反省をしている。だが、行政は間違いなく、そういった時代や価値観の変貌に対応すべく子育てに関する、以前であれば考えれらない様な様々なサービスの提供をしている。そんな部分を学ぶべく「春日ですくすく」を見学させて頂いた。市内にある児童センターに子どもさんを抱えるお母さんが集まり、同じ環境の方と語り合ったり遊び方を習ったりしている。またまた大反省になるが子育ての何の手伝いもしてきてない私からすれば胸が痛くなる光景である。行政が実施する様々なサービスを利用して少しでも子育ての精神的な負担を減らすお手伝いが出来れば今後の対応も変わってくるだろう。初対面にも拘らず、非常に楽しそうにお話をされるお母さんたちの姿が印象的だった。

 加えて春日市では各自治会でも子育てサロンを開設して地域のお母さんたちのお手伝いになればと活動してくださっている事業もある。我桜ケ丘でも「さくらっこ」と銘打って地域のお母さんたちのお手伝いをして下さっている。この日は七夕の笹に飾りつけを行っていたがお母さんたちも子ども達もとても楽しそうな笑顔が印象的だった。
 間違いなく子育てには現実問題として出費を伴う。これを全て行政が補えるわけはない。だが、間違いなく日本社会の根底の問題として子どもは増やさねば社会自体が崩壊する。である以上、子育て全てが決して負担なわけではないが、少しでもそれに係る負担を除いて少子化に歯止めをかけるのは間違いなく行政が担う役割であるはずだ。今回とっかかりとして「春日ですくすく」を拝見させて頂いた。ちょっとこの問題は本腰を入れて取り組んで行きたい。大変貴重な体験であった。関係者の皆様に心から御礼申し上げる。
 毎度の事ではあるが、関係者の皆さん本当にありがとうございました。
2014年07月04日






やっぱり新幹線だな!

総務文教委員会 愛知県内行政視察 
 


 6月議会の開催もあり報告が非常に遅れてしまったが、去る平成26年5月27日〜29日の二泊三日の行程で愛知県内の3都市に祖属する総務文教委員会として行政視察にお伺いした。
 一日目は愛知県西尾市に市民への文化芸術の振興を目的とした「アーティストバンク制度」についてお話を聞かせて頂いた。この市において何よりも驚いたのは、この西尾市「御抹茶」の生産量日本一であるらしい。お茶と言えば静岡か、抹茶と言っても京都のイメージがあるが根底から覆された。しかもその御抹茶を我々訪問者に点てて振る舞ってまで頂いた。聞けば、市への入庁の際にお茶を点てる講義まであるそうだ。茶道の精神に違わぬおもてなしの精神に感動させて頂いた。

 二日目は愛知県小牧市に「学びの共同体事業」について御教授を願った。あの豊臣秀吉と徳川家康との唯一の直接対決とされる「小牧・長久手の合戦」の舞台となった小牧城をすぐ横に控える歴史と緑豊かな市で、教育の根本的なお話をお伺いできたのは非常に貴重な経験となった。

 最終日には大府市に「幼保小中連携事業」についてお伺いをした。小中だけではなく幼稚園や保育園まで含めた切れ目のない連携で子供たちの成長を見守ろうと言う事業だ。ある意味「目から鱗」のお話であった。

 報告書についてはいつもの様に別紙に詳しく記載してあるのでご興味のある方は是非ご一読頂きたい。

 春日市議会総務文教委員会 平成26年度行政視察(愛知県)

 報告書においても記載してあるが、どの自治体も今後の街を支える教育には大変な力を入れているし独自色も打ち出している。だがしかし、国の打ち出す方針の曖昧さがその特色を今一歩発揮できない状況に追いやっている感はある。均衡や平均を高いレベルで目指すのならばいいが現状ではむしろ平準化している。こっどもたちの未来を思えばその理念はむしろ足を引っ張ることになりはしないだろうか?確かに転勤や移動はある。だが少なくとも各地が競ってより良き教育環境を目指していると言う条件さえ付けば独自色を受け入れて行っても良いのではないだろうか。わが市も含めてだが、更なる独自色を打ち出す際に最も障壁となるのが国の制度では笑えない。今回も非常に多くの事を学ばせて貰ったし考えさせられた。今後の当市の教育に反映できるように自分の中でさらに咀嚼していきたい。関係各位に心から感謝を申し上げる。
2014年07月02日








家庭教育学級「魔法の聞き方」 
 


 今回は二回シリーズで行われた「子どもの心に寄り添う魔法の聴き方」の第二回目を見学させて頂いた。子供に躾等を行う場合、自慢ではないが私等は徹底的に精神論で育ってきたタイプの人間なので、頭ごなしと言うのが通常である。いや、実はこれを現在の教育評論家はすべて否定するが、ならば我々はどうだと言う話だ。確かに多少は捻くれているかもしれないが、まあ、人から見れば欠陥だらけのゆがんだ人間ではあろうが、それでも人並みに善悪の区別もつくし一応成人した子供だってそれなりに育っている。自分が受けてきた教育の全てを「それではいけない」と否定されると決して面白いものではないし、むしろそこまで甘やかしてどうなっている?と批判的に文句を付けたくもある。これは本音だ。妙に悟りを開いたような、それでいて尋常で無いほどに若者に対して物わかりのいいふりをしている人間を私は決して信用しない。糞甘えた台詞を子供に言えと言うのは即ち、奴らが子どもに対して直接的な責任を負うつもりがないからだと断言しても良い。実はそれくらい私はその手の人間が嫌いだ。実はこの日、私はタイトルを見てそんな講座じゃないかと先入観を持って来ていた。

 が、間違いなくこの人は違ったようだ。彼が説くのは、子どもの行動や言葉を肯定的にとらえて、また諭す際にも肯定的な言葉を使ってみては、と言うものであった。私は本来攻撃性が異常に強い人間である。子供であろうと年長者であろうとつい正論を武器に攻撃して追いつめる。実はこれがよろしくない事は知っている。叱る時は厳格に叱るべきだと思っている。だが間違いなく言い方はある。子供を追い詰めた所で何になると言われれば返す言葉は無い。「嘘つき」だって言われてみれば「想像力豊か」と言う言い方も出来るであろう。これを時に混ぜる事の有意義さを教えられた気がする。私ですらそう感じたくらいだ。会場のお母さんたちの真剣さはこれまでに見たことが無い程だった。今年の家庭教育学級も滅茶苦茶に期待できそうだ。そんな予感を感じさせる、素晴らしい講座だった。講師の先生並びに関係者の皆さん、本当にありがとうございました。勉強になりました!!
2014年06月29日








違法薬物撲滅セミナー受講 
 


 春日市内で起きた市立小学校長の覚せい剤取締法違反での逮捕を受けて、当春日市では今年を「麻薬・覚せい剤追放宣言の年」と位置付けることになった。その中で、やはり誰よりも行政職員に麻薬や覚せい剤と言った違法薬物の乱用防止の意識を強く持ってもらう為に、薬物の恐ろしさを描いた警察庁作成のビデオを見ながらの研修会が開催されたのでこれに参加させて頂いた。

 奈用について今更語るまでも無いが、兎に角、薬物の恐ろしさは、今こうして話しているその理性や自制心の全てが吹き飛んでしまうと言うところにある。本来であれば人間が人間を律する機能を麻痺させてしまうのであればこれを抑える事など出来るはずもない。正に人間の尊厳を奪う悪魔の薬だ。諸外国においてもこの「所持」だけで「死刑」と言った厳罰に処せられることもある意味頷ける。これがまるで当たり前の様に社会に浸透し、誰もが容易に手に入るような社会など想像したくも無い。しかし裏社会においてその足音は近づいてきているのかも知れない。これを根絶するのは社会全体がこれを対岸の火事と思わない事しかない。非常に悲しい話ではあるが、現実問題、学校長がこれを使用する事件が現実に起きているのだ。今回春日市議会でも麻薬等の乱用星に関する宣言を採択した。決して他人事ではない。そんな思いでこの運動を私も支えていきたい。
2014年06月25日








人生好座「健康体操」見学 
 


 議会の真っ最中ではあったが、委員会での審議が予定より早く終了したので今年度開講以来一度も見学にお伺いしていなかった生涯学習「人生好座」の見学にお伺いさせて頂いた。今回の講義内容は「健康体操」である。奇しくも、私今回の議会の一般質問において「認知症対策」について触れさせて頂いた。今後高齢者が全人口の3割以上になり、その中の一割強が認知症を発症する可能性がある社会がそぐ目の前にある状況にあって、この知識を正しく持ち、対策を立てることは重要な行政の課題だ。何よりも無ず予防。そして早期発見が求められる。

 この日行われていた「健康体操」はなにラジオ体操の様に、況してやオリンピックの床種目の様に激しい体操ではない。むしろ座ったままで手や指先だけを使う極めて簡単なものだ。時に隣の方や首位とグループを組む。しかし、普段意識して使わない指先を使って楽しく遊ぶだけで額に汗を浮かべるのだ。これには心底驚いた。使わなくなった脳の領域を使用することを遊びの中から見出すとは恐れ入った。認知症において最も有効とされる予防の手段は「他人と触れ合う事」であり「普段使わない頭を使う事」である。であれば、この体操はこの二つの条件を満たし過ぎる程に満たしている。何よりも皆さんの笑い声の絶えない講義中の雰囲気が全てを物語っている。大変参考になる有意義なものを見学させて頂いた。勉強になった。
 また今年度も様々な講座が開講される予定になっている。多くの方々にご参加いただきたいし、私としても時間が許す限り拝見したいと思っている。関係者の皆さんにはご迷惑をお掛けするがお許し頂きたい。兎に角幸先の良い、大変勉強なる講座だった。御礼申し上げる。ありがとうございました!
2014年06月11日








桜ケ丘・春日市総合防災訓練 
 


 土日に行事が重なっているが、6月8日は例年開催されている桜ケ丘地区の自主防災訓練をこれまた例年恒例の春日市総合防災訓練の実施に合わせて開催された。と言うのも、春日市の総合防災訓練は各中学校区持ち回りで例年開催されており、今年は春日北中地区の日の出小学校が実施場所となっている。その為、同じ北中校区の桜ケ丘地区も避難訓練に参加をすることとなったのだ。本来であれば桜ケ丘地区の防災訓練の実施は2週間後であった。しかしこれだけ行事が多い中で今回に限って一度で済ますと言う運びとなった。

 先ず当日早朝に桜ケ丘地区において住民の皆様による避難訓練が開催された。参加者はそれぞれ自宅近くの小さな第一避難所に集合し、その後最終避難場所である桜ケ丘公民館前に集合する避難訓練である。先程も言ったが、今年は桜ケ丘地区の防災訓練は簡略化して行うと申し伝えがあっていたので私としては参加者が少ないのではないかと心配していたがこれは正に杞憂に終わった。当日の参加者はなんと196名。実はこの数字だけで春日市の総合防災訓練の総数よりはるかに多いと言うほどの参加者の数だ。流石に桜ケ丘地区は住民の意識レベルが違う!と、訳も無くうれしくなったものである。例年であればこの後消火訓練や土嚢積みの訓練などが行われるのであるがこの日は無し。自治会長の講和を持って終了した。配られたメロンパンにあり付けなかったのは一生の不覚であると思っている。

 この後役員を中心に約30名ほどで日の出小学校までパトカーの誘導で避難訓練を行った。全員が逸れない様にロープを持ち合って進んだのであるが、この際子どもやお年寄りのペースに合わせる事がこれ程の疲労を呼ぶとは思いもしなかった。これを知り得ただけでも収穫である。その後仮説の避難所に入って避難所内での生活に関する説明を受けた。これには参加者一同非常に熱心に聞き入っておられたし、私としても初めて聞くような話で大変勉強になった。加えて配給訓練としてそのやり方を教われたのも貴重な経験である。やはり、何事も体験して実感する事は重要な行為である。

 その後は会場内に展示してある様々な災害時の道具を見学したり、大規模な救助訓練消火訓練を拝見させて頂いた。見学者の全てが、どこか当初は「どうせ訓練」とタカを括った感があったが終盤に差し掛かるにつれ食い入るように熱心に見入る姿勢が印象的であった。訓練は必要だ。

 最後に市長の挨拶を聞いて解散となったので我々桜ケ丘自治会はいったん公民館に戻って配給を受けた自衛隊のご協力で作られたカレーを頂いた。思いのほか美味しい事に驚きもした。

 5時間以上立ちっ放しではっきり無茶苦茶に疲れたと言うのが参加者全員の心からの感想であったが間違いなく得た物も多い、大変有意義な訓練であった。
 ご協力いただいた桜ケ丘地区の皆様はもとより、北中校区の各自治会の皆様や行政職員の皆様と言った全ての関係者の皆様に心からの感謝を申し上げる。
 ありがとうございました。お疲れ様でした!
2014年06月04日








桜ケ丘市長出前トーク開催 
 


 5月29日は桜ケ丘公民館において井上春日市長による出前トークが開催された。当日は公民館に30名様くらいがお集まりになり熱心に市長の話に耳を傾けていた。
 冒頭、市長ならびに教育長から先般の小学校長の不祥事について説明と、ご心配をおかけしたことに対する謝罪が行われた。ただ、当然市民もこれが個人の犯罪である事は十武運称してくださっているのであろう、この事に対する意見は一切なかった。それより何よりも、ご高齢者が多かったせいか何よりも関心は交通安全、特に自転車ンの走行に関する話題であり、この件に大変多くの方の非常に強い関心が伺われた。

 当日、会場に他地区から参加したと言う中学生の父兄の方がいらっしゃった。現在の学校給食の在り方について随分と批判的にご意見をなさっておられた。この姿勢に私は正直不快感を当初覚えた。内容にではなく、その一方的な理論展開についてだ。これには市長も若干思うところがあったらしく随分激しい口調で意見を述べられていた。当然だろうと思う。世の中には完璧な制度などと言うものは無い。どこかに必ず綻びはある。現実問題として全ての場面に当て嵌められるようなそんな便利で都合のいいものは無い。お弁当給食の件についても、数名の保護者の都合を全て聞き入れていれば制度は成立しない。随分勝手な言い分であると感じたものだ。しかし、よくよく考えると、そんな風な物の考え方をしてしまう私の感性がもしかすると議員になる前から比べると擦れてしまっているのかも知れない。我ままであるとは思う。しかしやはりそれも立派な市民の意見なのだ。そういう思いでもっと真摯に耳を傾けるべきなのだろう。それが出来ていない私は既に市民感覚を失いつつあるのかも知れない。大反省である。そういった思いを今一度自分に対して突きつける意味でも非常に貴重なそして有意義な市長出前トークであった。すべての執行部の部長も含めてお疲れ様でございました。
2014年06月03日








春日市芸術祭開催 
 


 5月24.25日の両日は春日市文化協会主催の「春日芸術祭」がふれあい文化センターを中心に開催された。ステージにおける開会式にご招待を受け参加させて頂いた。春日交響楽団の素晴らしい演奏を聴かせて頂けただけでも充分に参加させて頂いて良かったと思える。

 いつも言うが、まあ、自分でも嫌になるくらい突出した特技がない私であって加えて芸術と言うものから最も遠い位置に身を置く私である。芸術に携っておられる方の存在祖もこと自体が尊敬に値するものだ。加えて人様の鑑賞に堪えうるどころか、魅了するほどの作品を創作されるその意欲に脱帽するばかりである。生け花、陶器など普段の鍛錬の成果を如何なく発揮されておられる作品に魅入ってしまった。

また、当日はお茶の振る舞いもなされており、この日ばかりは裏千家も表千家も無しにお茶を頂くことが出来た。まあ、あまりの己の無作法に恥じ入るばかりではあったが結構なお手舞を頂戴した。感謝である。文化はそれを継承する事で初めて伝統となる。口で言うのは簡単だが、それがいかに難しいものであるかは現在伝統文化と呼ばれるものの少なさを見ても容易に想像がつく。文化芸術の継承は容易い話ではない。これに常日頃から取り組んでおられる方々の目に見えない御努力は如何ばかりであろう。お察し申し上げる。数々の力作に今一度我が身も引き締まる思いである。どうか勝手な事を言って大変申し訳ないがこれからも是非ご精進を重ねられ、春日市の文化をさらに発展させていって頂きたい。関係者の皆様、本当にありがとうございました!

2014年05月21日








春日北中学校体育会 
 


 去る5月18日は春日市立春日北中学校の体育祭であった。
 当日は例年の事ではあるが地域の観覧車の方々のためのテント張りのお手伝いからが早朝から始まる。多分中学校のPTAで割り振りが決まっているのであろう、三々五々お父さんたちが集まってきてテント張りを一緒に行なった。ただ、ここで明確にしておきたいのだが、私は自分の娘が小中学校時代にテント張りなどしたことも無い。いや、それどころか厳密に言えば体育祭を真面目に見に行ったことも無い。昨今の保護者の方々の気合の入り方にはただただ脱帽するばかりである。今の我が身を省みると、もっと真面目に子供と向き合えば良かった、等と言ったら多分娘に袋叩きにあうであろうから言わない。それはともあれ、テント張りを手伝う全ての皆さんの目的意識が一緒の中で一人だけモチベーションが違うと言うのも妙なものではある。ここで昼食など御馳走にならないと割が合わない感じがしてしょうがなかった。

 天気は快晴!最高のコンディションの下で体育会は開催された。去年まで確か4ブロック制で点数を競っていたが今年から2ブロック制となっているらしい。生徒が納得しているのであればそれでいい。新一年生も先輩について良く頑張っているようだ。つくづく思うのは「若いって素晴らしい」と言う事だ。自慢じゃないが私はもうあんなに走れない。いや走れない事は無いだろうが、走ったらその後1週間は寝込む羽目になる。それを人は「無謀」と言う。だから走らない。指を咥えて観ている。と、そこで周囲を見回して思ったのだが、兎に角PTAはじめ保護者の方のスタッフが多い。いや、一体何人体育祭に参加しているのだ?当然学校の要請であろうから保護者に文句はないが、体育会はあくまでも学校行事だろう。確かに地域の人間んが足りない部分を補うのは充分に理解できるが、ならば問うが、では教師の仕事は何だ?コミュニティスクールと言う運営の中で他市の学校に無い部分は確かに地域や保護者が引き受けて良い。しかし、明らかに「それは本来教員がすべきだろう」と言う部分に地域や保護者の応援を受けている。いや、その分教員の本分を全うお出来ているなら文句はない。だがそれが出来ていないどころか感謝さえない。これは本末天突主甚だしい。「ごっこうに過度に依存しすぎるな」は至極真っ当な意見だが、ならば「地域に依存しすぎるな」も至極正論ではないか?現場に行くとやはり時折妙な光景に出くわすことがある。この辺りは本来整理をしなくてはならないのではないだろうか?ともあれ、生徒諸君は頑張っていた。どうかこの勢いで厳しい夏も乗り切って頂きたい。終了後は当然テント片付けである。
 一度で良い!テントの下でお弁当食べさせてくれ!!
2014年05月20日








読書ボランティア講座 
 


 私は自慢ではないが本が好きだ。いや読書が滅茶苦茶に好きだ。「本は社会の窓」であると言う言い方をよくする。人間が生きている間に実体験できる事象と言うのはある意味たかが知れている。常日頃の生活圏の中で我が身に起きる現象は一定の物でしかありえない。これを大きく広げてくれるものが本であり、読書をする中でその本の中での仮想体験を自分の物として受け止めて行く事で世界は無限に広がっていく。これまでの人生で公開と言う言葉を私自身に当て嵌めるならば、それこそいくらでも後悔は尽きないほどに枚挙に暇もないが、最大の公開を何か一つ挙げろと言われれば何の躊躇いも無く「若い頃にもっと本を読んでおけばよかった!」である。それさえもっとしていれば今現在の浅学菲才も程度の低いものになっていたかも知れない。まあ、今現在、その穴を埋めようと必死になって読書に勤しんではいるものの、やはり遅きに失した感は拭えないのが悲しい限りである。ともあれ、読書は良いし、これを幼いころから習慣として身に付けておくことに得する事はあっても損は決してない。強いて言えば若干寝不足に悩まされるくらいだ。だが、自分がそうであったように幼少期には他の誘惑が多い。いくら「将来の自分の為」等と言う尤もらしい言葉を並べれてもすぐ目の前にぶらさっがている誘惑に抗えない物だ。これを「読み聞かせ」と言う手法で子ども達に優しく丁寧に諭す活動がある。この養成のための講演会を聴かせて頂いた。子供たちの将来を想い、ほんの良さを切々と歌い上げるその姿勢に心が洗われた気分である。当市は読書を取り巻く環境は他市よりも優れていると一定の評価はされている。だが決して満点ではない。環境を良くしようと思えば、それこそ際限なく出来るはずだ。

 当日併せてであるがセンターなにで図書館の為の出版社によるフェアが開催されていたので覗かせて頂いたが、現在の書籍に充実度合いに心から驚かされた。予算さえ無制限にあるのであれば全てを揃えたい、そんな気持ちになるほど素晴らしい本がいくらでもある。やはり、我々大人はネットの世界ではなく、実際に手にして読んで、そして何かを自分なりに得られる読書の素晴らしさを今以上に子供たちに伝えていくべきである。子供たちが今以上にそんな思いになれば、更にいくらでも図書にお金をかけて良いだろう。そんな思いを今更ながら強く持った。と、ネットで訴えている矛盾ではある・・・
 子供の将来を想って読書ボランティアに興味を持って頂ける多くの方の姿も拝見させて頂いた。私も何かお手伝いしなくてはならない。読み聞かせ…は、子ども達が怖がるからやめておくが、何かできる事を模索したい。

2014年05月17日








認知症予防 美脳トレーニング 
 


 先日、名古屋に於いて極めて理不尽と思われる一つの裁判の判決が言い渡されている。認知症で徘徊をして鉄道軌道上に立ち入った男性が業務を妨害したとして損害賠償を求められ、この管理責任を怠ったと言う理由で同居する高齢の配偶者に賠償金の支払いを命ずるものだ。念のために言うが、この配偶者も要介護一級であるにも拘らずである。これで、目を離したと言われるのであれば、物理的に外からカギのかかる部屋にでも閉じ込めるしかなくなる。しかしそうなれば間違いなく、この認知症の方々の尊厳はどこかに行ってしまう。これは余りに現状をくみ取らない無茶な判決であると思うし、当然最高裁でも争われるであろうからその推移を見守りたいが、ただ、間違いなくこの事は来るべき社会に対する警鐘であるし、どの人にとっても決して他人事ではない。いつ何時、人は望むと望まざるとに関わりなく認知症に見舞われるかわからないのだ。その際、こういった判例がまかり通るのであれば、同居する物は加護に加えて経済的なリスクまで抱え込むことになる。何らかの救済措置を行政が行わなければ、今後こういった不幸な出来事はそれこそ大袈裟でなく頻発しかねない。さりとて、当然行政が予算的にも人的にも万能である訳も無い。ならば、認知症の仕組みは専門家ではないから当然詳しく知りはしないが、もし予防できるのであれば、周囲の為にも、何よりも自分自身の為に予防する気持ちは持つべきであろう。これに行政が積極的に乗り出すことは全面的に正しいと思う。

 当市でも健康課が認知症予防の一環として「美脳トレーニング」なる講座を開講している。以前から大変興味のある講座だったのでお伺いしてきた。参加者がコミュニケーションを取りながら(このこと自体が非常に意味があるらしい)様々なトレーニングを行っていた。恥ずかしながら、私でも若干難しめの課題も出されていたが、これは突き詰めて考えると自分の脳が弱ってきていると言う証かも知れない。皆さんが楽しそうに取り組んでおられる姿勢は大変勉強になった。風の噂で聞くに、こういったトレーニングも一種類ではないらしい。出来たらそれらを勉強してみたい。間違いなく今後ある意味全ての人が向き合わなくてはならない社会問題でもあろう。これにどう対応するか?一つの大きな手掛かりとなる事業である。今後も勉強を続けたい。

2014年05月14日








古墳講座 聴講 
 


 以前から何度も言っているので、もう皆様にとっては耳にタコの状態でもあろうが、春日市は弥生銀座と称されるほどに弥生時代の遺跡が数多く発掘されている日本でも非常に考古学上非常に貴重な地域である。そういった背景もありこの度文化センターで開催された「前方後円墳講座」に出席させて頂いた。

その道の大変著名な研究者の方のお話をお伺いするのは非常に面白い。

 ただ、この時の話の中で一番興味深かったのは4〜5世紀にかけての前方後円墳の状況を推察するに、ここには中央政府の影響力が極めて鮮明に表れていると言う説を聞けたことだ。私の認識では前方後円墳は地方に正に群雄割拠する豪族が己の権力の強さの証として建設したものであると言う考えを持っているので、この新説には正直驚いた。全てが合っているとは思えないが強ち否定できない要素も間違いなく多く見受けられる。こういった仮説をぶつけ合って検証してこそ過去の姿は燻り出されるのであろうから非常に目から鱗の話であった。歴史に触れる機会を多くしている環境にある事はある意味幸運である。その中で古きを訪ね今を知れればこれに越したことはない。大変素晴らしい、今後さらに当市の歴史について探訪しようと言う意欲をそそられる講演会であった。講師の先生はじめ関係者の皆様に心から御礼申し上げる。



2014年05月13日








ファミリー・サポートセンター講習会 
 


 多くの現役世代の働くお母さんにとって最大の悩みは「保育所等で対応できない時間帯に急な仕事が入った際に子供をどうするか?」であろう。女性の社会進出が叫ばれる一方で社会通念上の価値観の変貌もあって「子どもが一人になる機会が多くなった」にも拘らず育児行政が旧態依然としたままにあってはお母さんたちは大変な苦労を強いられることになる。当然、業としてこういった際の受け入れ期間はあるのではあろうが金銭的な面からの負担が大きいようでは、そもそもの趣旨である「何のために子供を預けるのか」と言った当初の趣旨さえ見失いかねない。さりとて背に腹は代えられず経済原理のみに固執すれば先日来埼玉で起こった痛ましい事件に巻き込まれるとも限らない。以前より間違いなく前進こそしているが、厳しい目で見れば、未だ働くお母さんが安心して育児を一時的に託せるような行政は確立しておらず、御題目のおように唱えられる理念とは裏腹にお母さん達には苦労を強いているのが現状である。世の中の働くお母さんの為に24時間人数も無制限に受入られる公営の施設が存在すれば当然望ましいが、物理的にも経済的にもそれは不可能だ。である以上何らかの補助的なシステムを構築しなければならない。

 どの地域においても活用が進んでいる制度ではあるが「ファミリーサポート」と言う制度がある。これはそういった子どもの一時預かり等で悩む親御さんをサポートするために一般の希望者の方に一定程度の講習を受けて貰い自宅でお子さんを預かると言うものである。当然に一般の方が預かる以上、一定程度の条件としての制約はあるが、それでもせっぱつまった親御さんにとっては有難い制度であるだろう。この講習会を始めて見学させて頂いた。制度としてこれを詳しく知らなかった自分の不勉強さを恥じるものでもあった。決して万能な特効薬としての育児行政を支える制度ではないが、むしろ他人に対する感謝の気持ちを育むと言う観点からすると素晴らしい制度でもある。一つ気掛かりであるのは、登録者数1000名強に対して月利用者の平均が50件程度と言う事だ。そこに何か利用しにくい原因があるなら改善すべきであろうし、単に周知不足であるとすれば更なる工夫を必要とされるであろう。担当職員の熱意は充分感じられた。是非今後も勉強させて頂きたい。
2014年04月25日








桜ケ丘福祉サロン市役所見学 
 


 私の住む桜ケ丘地区には「福祉サロン」と言う活動がある。これはご高齢者の方々に月に何度か公民館に出てきて頂き別にお話をするだけでもいいのだが様々な催しを準備してお迎えすると言うものだ。カラオケを歌ったり手芸をしたりと実にその活動は多彩である。ご高齢者の方にとっても、またお迎えする側にとっても励みになる素晴らしい事業だ。この度、この福祉サロンで「市役所見学」を行なおうと言う話になった。本来は何かと利用する機会の多いはずの市役所であるのだが私共の桜ケ丘は市役所から市内で最も離れた場所にあり、滅多に行く機会が無いと言う事で企画されたのだ。と言う事になれば私もお手伝いをさせて頂かねばならない。事前に市役所の管財課に市役所見学を申込み当日のエスコートをお願いした。当然、市民からの申し出であるので快く引き受けてくれたが、ただ「何分初めてなもので・・・」と若干不安の残る返答ではあった。また非常に手狭な役所であるが故に昼食をとる場所もままならない状況であったので、ここは議長にお願いをして当日は全くの休会日でもあるし、普段から利用していない議会棟の一角を利用させて頂くことに快諾を頂いた。同じ会派であるとは言え、金堂議長本当にありがとうございました!

 当日は天気は快晴。正に見学日和であった。この見学会のもう一つの目的である市内を走るコミュニティーバスの乗り継ぎを利用して市役所へ向かう。ただ、ここで普段からお客さんの少ないバスであるが故に、満員のお客様にご乗車を頂くと随分な遅延が発生すると言う点については今回は不問とさせて頂くことにした。


 市役所到着後は職員から挨拶があり、その後は普段行く事のない教育委員会室や市長室を見せて頂いた。その後は議会棟へ移動して議場をゆっくり見学。議長席や議席に腰を掛けたり写真を取ったりと非常にみなさん喜んでおられたようであった。その後昼食会場にはわざわざ市長が忙しい公務の合間を縫って挨拶に来ていただき「こういった機会にさらに近い行政を目指したい」とお話もして頂いた。私にとっては職場でもあるし、ある意味戦場でもある市役所だ。当然の様に特段珍しい訳も無い。しかしながら普通に生活されている方にとってみるともしかすると市役所は遠くて敷居の高いものになっているのかも知れない。これは絶対にあってはいけない事だ。市役所は正に市民の為の物だし市民の物だ。今回の見学を参加された皆様が大変満足されていた姿は嬉しい限りである。しかし、逆の言い方をすると本来当たり前の場所に行くことが嬉しいようではいけないのも事実だ。市役所が遠い場所であって良い訳がない。その事を改めて教えられた気もする。

 ともあれ、お手伝いの随行の皆様を含めて30名もの皆様、本当にお疲れ様でございました!また、面白い企画を立てましょう!!お手伝いさせてください!
 加えて市長、議長はじめご協力をいただいた市役所の皆様、本当にありがとうございました。サロンの皆様大喜びでした!!
2014年04月15日








春日北中学校・春日原小学校入学式出席 
 


 去る4月10日に地元である春日市立春日北中学校の入学式に、翌日11日に春日市立春日原小学校の入学式に出席させて頂いた。
 春日北中の入学式についてはもう知り合いが一杯で「えっ?もう中学生?」と言う驚きが沢山あって実に面白い。当然の事であるが、明らかに身体より二回りほど大きい制服に身を包み非常に緊張した面持ちで式に臨む生徒たちの表情も微笑ましい限りだ。もう既に40年前の事であるし、ほとんど暗黒時代ともいえる私の中学時代は思い出したくもないが、通常であれば中学生活も非常に楽しいもののはずだ。まあ、ありきたりの台詞ではあるが「学生諸君!よく学びよく遊べ!」とエールを送ろう。頑張って頂きたい!

 小学校の入学式に関しては、本来私が出るべきは地元である春日北小学校の入学式である。しかしながら当市の議員の地元が春日原小学校にはないと言う理由で出れも出ない訳にもいかないであろうと言う事で3年前から私がその役を買って出ている。これは選挙云々の話ではなく、当市の議員として当然の務めであると私は思っている。それを果たして選挙に落ちるならまあ、それはそれで仕方あるまい・・・

 等と言う、若干抱える事情があっての入学式ではあるが、式自体は非常に素晴らしいものである事に何ら変わりはない。幼児教育の期間があるとはいえ本格的な集団生活に身を投じる子ども達よりも、むしろ緊張しているのは親御さんであると言う状況はいつの時代も変わらない。また、そんな心配など一切関わりなく、まるで自由に指揮を倒しんでいる子供たちも基本的に可愛いの一言に尽きる。歓迎の意味で6年生が寸劇を見せてくれたが、たった6年間でこれほどに成長するのであるから小学校と言うのはある意味凄い期間、いや機関であると実感する思いだ。子供にそんなことを言っても解るはずもないが、人は決して一人では生きられない。小学校で学ぶべき先ず何よりもの事は集団生活である。それを身に着ける為に頑張ってもらいたい。そして、学校関係者の皆様には、大変であろうと思うが、子ども達の好奇心に満ち溢れたその目の輝きを決して失わないように!そんな教育を是非実践して頂きたい。
 小学生も中学生も、御入学おめでとうございます!!
2014年04月06日






春日市役所入庁式出席 
 


 当たり前の話であるが、日本国中、官公庁と名のつくところでは4月1日より新年度が始まる。年度末には多くのお世話になった方が職場を去られるわけであるが、去る方がいれば新たに入ってこられる方もいらっしゃる。当春日市においても新年度の開始にあたって十数名の新入社員ではなく新入庁員が新たに市役所に入り今後市政運営の重大な役割を担っていくわけである。其々の名前が呼ばれ市長より辞令書を渡され横一列に並ぶその姿は、私が四半世紀以上前に受けた光景である。何とも感慨深いものがあった。宣誓において代表が
「私たちは日本国憲法を順守し、市民の福祉向上の為に働くことを誓います!」と宣言していた。私とて公職に就くものである。今更ながらではあるが彼らの言う言葉の意味の重さを噛みしめさせられた。

 こういう言い方はお叱りを受けるかもしれないが、間違いなく現在は「公務員」と言うだけで何とも言いようのない無体な文句を付けられ理不尽な扱いを受ける事が多い、そんな世知辛いご時世である。役所がつぶれない。税金を使っている。と言うだけで世間の不平不満を一身に背負わされているのだとしたらこんな無茶な話は絶対にない。彼らは何十倍と言う競争の中で公務員と言う職業を選択し唯、自分の職責を果たしているだけである。いつも言う私の信念でもあるが「あらゆる職業に貴賤なし」の精神は一体いつからなくなっていたのであろう。大変厳しい状況であろうし、様々な困難も待ち受けていると思うが是非頑張って頂きたい。ただ、職種に決して貴賤は無いが、その職種の中においては明確に優劣は存在する。行政に携わる事を選んだ以上その中でも優れた人間になって頂きたい。ここで言うすぐれた行政人と言うのが、常に市民の立場に立った者であると言う事は今更言うまでもあるまい。決して乗り込んだ船は100%沈む事のない豪華客船でもなければ皆さんの人生も順風満帆ではないであろう。どうか厳しいようだが気を引き締めて公職に殉ずる高尚なる使命を肝に銘じてこれからの人生を歩んで行って頂きたい。
 と、自分自身にも言い聞かせる私であった・・・
しかし、何故私がここに出席していたのかと言うと、議会報の写真の為の取材であって別に招待されたわけではない事を付け加えておく・・・何かと雑用を仰せつかる私である。
2014年03月24日






食育推進講演会「大人の食育」 
 

 議会閉会後間もない時期ではあるが3月20日に市主催で食育推進講座が開催された。講師を務めて頂いたのは複数の大学でご活躍で管理栄養士の秀平キヨミ先生と言う方だ。こういう言い方は大変失礼かもしれないが、随分ベテランの先生でお話自体どうかと若干心配していたのだが、御話を聞いてみて正にびっくりである。いや、これまでも「食育」と名のつく講座はいくつも聴かせて頂いたが、まあ、その先生方には大変申し訳ないが年の功と言う事でお許しを頂きたいが、まあこの先生の話の面白い事。それこそお話がどんどん耳に入ってくる絶妙のまでお話頂けるのには驚いた。食育と言うのは人間が良くて行くうえで間違いなく基本になる話であるので、これについて深く勉強したいと思っていながら、あまりに範囲が広く何処をふぉり下げるべきかすら手掛かりが掴めない状況にあって、この先生のお話はまさに目から鱗であった。いやこんなに面白い御話をして頂ける方がいらっしゃるとは全く思っていなかった。これは絶対多くの方に聞いて頂きたい素敵な講演会である。

 振り返っても、間違いなく食事が乱れた時は体調も乱れるし、そうであれば精神も追いつめられる。人間が口から生命の糧を摂取してしか生きられない以上、食事は非常に重要である。そしてその事を子供に教える大人の任務も間違いなくある。その為にはまず大人が今一度食する事の重要性を再認識しなければならないのだと思う。是非多くの方にこんな素敵な講演会を聞いて頂きたいと思うものである。ただ、恐ろしいほどに大人として食事に関して守るべきものを守っていない治部煮気付かされた講演でもあったりしたが、これは自分自身枝の課題として今後取り組んで行く事にする。
 本当に素晴らしい講演だった。関係者の皆様に心から感謝申し上げる。
2014年03月17日






春日北中学校並びに春日北小学校卒業式 
 

 昨年の卒業式報告は個人活動の欄に記載したが、よくよく考えればこれは市議会からの要請を受けて出席している訳なので市議会関連のこの欄に記載するのが正しいだろう。去る3月13日に春日市立春日北中学校、3月14日に春日市立春日北小学校の卒業式に出席してきた。中学校の卒業式ではさすがによく訓練された生徒たちの折り目正しい動作が印象的だった。また小学校の卒業式でも一生懸命練習したのであろう終了間直に感極まって泣き出す子供たちがいる程良い卒業式であったのは間違いない。どうかこれからも新しい生活で一生懸命頑張って頂きたい。



 それはいいのだが、この小学校の卒業式で一つどうしても気になったことがある。まあ数年前からの世の中の風潮と言ってしまえばそれまでなのだが、兎に角子ども達のお洒落が何とも止まらない。まあ、ある程度のおめかしは子供を想う親の気持ちと理解も出来るが、今年は男の子でも紋付き袴、女の子では振袖に袴って言うもう成人式並みの服装が山の様にいる。私が出席していない他の小学校ではそうでない格好の子が3人しかいなかったのだと言う。いや、これは確実に行き過ぎだ。これは義務教育の卒業証書授与式だ。当然様々な事情を抱えた子供もいよう。これにここまで聞かざるのが当たり前の風潮になって行けば、言い方は大変悪いがそうできない子はどんな気持ちになる。最悪、清潔であればいいのではないか。ファッションショーやコンテスト会場ではないのだ。やはり節度はあって然るべきではないだろうか。加えて言えば先生方の気合の入れ方が半端ない。いや、あなた方の一世一代の大舞台ではない。わきまえて頂きたいし、一体その行動で子ども達に何を教えるのだ?質素で清潔であるその模範を示すべきではないのか。大変捻くれた物の見方だとは思うが、これは実社会では常識だ。花嫁よりも派手な仲人なんているわけない。そういった常識も無いのか。若干現在の教育行政に、いや、学校の自主性に大いなる疑問を感じた卒業式である。
 ともあれ、卒業生の子ども達に罪はない。ご卒業おめでとうございます!学んだことを力に変えてしっかり生きて行ってください!
2014年03月13日






春日警察署内覧会 
 

 来る平成26年4月1日に春日市民にとっては待望の「春日警察署」が開設される。これは、これまで筑紫警察署において春日・大野城・筑紫・大宰府・那珂川の4市1町を管轄していたものを分け、新警察署では春日・大野城・那珂川を所管することに伴う措置である。行財政の改革や人員削減と言う大きな波は警察組織においても例外ではなく、誘致には大変多大な時間と労力がかかっている。そもそも論として、以前の筑紫警察署管内で起きていた犯罪件数は秋田県警と同程度であったと言うから、実際分割無くして治安の維持は図り得ないと言うギリギリの状況であったのも紛れもない事実ではある。ともあれ、春日市役所のすぐ横に警察署が開所すると言うのは防犯上の観点からは望ましい事この上なく、2市1町の治安維持の為これから大いに期待を寄せるものである。


 今回は、それこそ防犯上の観点からであろう、建築が終わったばかりで、まだ何も運び込まれていない状態ではあるが、新警察署の内部を見せて頂いた。大変広い会議室や武道場と言った普段目にする機会のない場所を案内頂いた。中でも、くれぐれも写真撮影はお控えいただきたいとの事であったが取調室と留置所の施設も拝見させて頂いた。テレビドラマでしか見る事のない場所であるのでしっかりと目に焼き付けてきた。なかなか迷路のような作りで見る分には面白い限りだが、仮に入れられるようなことになれば絶対脱出は出来ないであろう。
 先程も言ったが警察署が隣に出来ると言う事は間違いなく心強い限りだ。当市が目指す「安全安心の町」に警察組織まで加わって頂ければ、正に鬼に金棒であると言えるだろう。勤務は大変だと思うが、どうか警察官の皆様にはこれからも奮闘いただきたい。
 ただ、近辺でス億度違反の摘発を行う事だけはご遠慮いただきたいと切に願うのみである。
2014年03月07日






精神保健講座「心のサインを見逃さない」 
 

 2月22日に市の健康課と社会福祉協議会の共催で精神保健講座が開講された。講師は現在西九州大学の教授で診療心理士である吉村氏だ。この先生のお話は面白かった!実に軽妙で悔しいくらいに上手だった。ただ残念なことに話が軽妙過ぎて肝心な部分を覚えていないと言うとんでもない事態になってしまったことをお許しいただきたい。

 以前から私の周辺にも「鬱」で悩む人はたくさんいた。お恥ずかしい話だが最悪の結末を迎えた方もいらっしゃる。この病に対する正しい理解があれば、それこそもう30年も前の話なので当時はやむを得なかったのではあるが、そう悔やまれてならない。ただ、どうしても我々の世代は、猛烈な精神論で育った人間に育てられた世代の端っこである。科学的な分析や裏付けなどよりも何よりも「気合い」であるとか「根性」と言う言葉に集約された精神論で何事も片付けようとする思考回路と言うのが残念ではあるが今尚残っている。「鬱」と言うのが本来だれもが成り得る可能性を秘めた立派な病であり、それに対する正しい対処の使用と言うものが科学的に立証されている現代にあっても、心のどこかで「気持ちの問題」等と言う精神論を振りかざすところはある。その意味で、何度も何度もこの手の講座を聞いても自分であれば違う態度を取ってしまいそうでならない。理屈としては充分、心が疲れ切った方に「頑張れ」と言う台詞ほど残酷な台詞はない事は理解できる。だが、私はどうしても、その残酷であったとしても、期待も含めて「頑張れ」と、いや、頑張ってくれと哀願するであろう。これが間違っていると言われてもだ・・・本当にこの問題は難しい。しかし充分に考える機会を与えてくれたそんな講演であった。講師並びに関係者に感謝申し上げる。
2014年03月03日






かすが家庭教育学級「ママカフェ」 
 

 一年間、今年も私が最も注目し、度々お邪魔をさせて頂いた「かすが家庭教育学級」が最終講義を迎えた。最後の会については数回前からこの場で知り合ったそれまでは見ず知らずの生徒同士で企画を持ち寄って「最終回に何を行うか」を考えてこられた。その集大成として気楽にお茶でも飲みながらこれまでの事や現在、そして今後の事をラフに話し合える「ママカフェ」が行われることになったのだ。

 今更言うまでもないが現在は人の繋がりが以前とは全く異なった時代である。明確に弱くなったと言っても良いであろう。本来教育とは上の世代から下の世代へ受け継いで行くものである。学校での教育も家庭での教育も。学校教育はシステムとしてそれは出来ているが家庭教育はそうはいかない。しかも、基本的に学校教育は家庭での躾などが為されている事を前提としているので、仮にこれが出来ていなければ、学校は本来求められる以上の物をしなくてはならないことになるのだ。時間が限られている以上削られるのは学力になろう。その一面のみにおいても如何に家庭教育が重要であるかはご理解いただけるのではないか。これはその事に悩み自発的に何とかしたいと願う保護者の方の教室であった。一つの決まった答が無いので当然正解などない。しかし、この一年間を通じて間違いなくここに参加された多くの保護者の方が、参加しなければ得られなかった何かを得られたと思う。気楽に話そうと決めたそのこと自体が私には重大な成果に思えて仕方ない。百人いれば百通りの違った境遇が存在するのであるから全てが自分にあてはまるわけも無い。しかしそれを咀嚼して自分に当てはめる能力こそが教育の真価でもあろう。笑顔で積極的に語り合う保護者の方の悩みが尽きるはずもない。しかしこの一年間で得難い何かも手に入れたはずだ。教室の風景を見てそんな思いを強くした。大変貴重な場を御提供頂いている社会教育部に心から感謝申し上げるし、この授業に必死になって取り組んでおられる担当者の直向きな御努力に心からの敬意を表するものである。きっと私なんかよりも遥かに、今年の受講生がその事を感じているだろう。来年もまた素敵な講座をご提案頂きたい。多くの市民が、子育てに悩む多くの保護者がそれを望んでいる。本当に素晴らしい一年間の講座でした。勉強させて頂きました。
 ありがとうございました!!
2014年02月24日






「石造物が語る春日の歴史」講座 
 

 生涯学習の一環として歴史講座が開講された。今回のテーマは「石造物」についてである。講師を務めて頂くのは奴国の丘歴史資料館に勤務する当市の学芸員であるのだが、まあ毎度の事とは言え彼の勉強熱心さと常日頃からのフィールドワークのまめさには脱帽する事しきりである。私自身も歴史は多分周囲の一般的な知識に比べれば多少勝っているのではないかと言う自負はあるが、その地域地域に残されている石造物、例えば灯篭と言ったものからその地域地域の文化風習を掘り下げると言う行為には目から鱗の落ちる想いである。

文献だけではない、そういった物にも歴史を紐解くヒントは隠されているのだと言う事を改めて知った次第である。また彼の講義によって改めて知ったのであるが、日常何気なくに過ごしている風景の中に、実は大変重要な歴史の遺産がありこれを見過ごしている愚かさも痛切に感じた。「餅屋餅屋」等と言う言葉もあるが、さすがに専門家故の視点でありこれほどの人間を当市が抱えていることをもっと有意義に利用すべきではないかと言う想いすら感じた。ちょっとこれからは街を歩く際には何気にに過ごしているものは無いかを丁寧に探しながら歩いてみたい。実に有意義でなるほどが沢山詰まった講座であった。企画して頂いた社会教育部に心から感謝申し上げる。
2014年02月18日






地域で子どもを育てる実践発表会 
 

 福岡県では数年前から「子どもアンビシャス運動」と言うものを展開している。これは地域において子供たちの為になると思われる事業を県から市町村を通じて補助を行い学校では教えてもらえない、また普段の生活では学べない物を身に着け成長に役立ててもらおうと言うものである。春日市においてもこの活動は各自治会を始めNPOなどが積極的に行っており、現在各校区で20もの事業が多くの方々の御努力で推進されている。この実践発表会が行われた。各地においてなされている事業の紹介があったわけであるが、例えば以前ここでも紹介させて頂いた白水小学校のおやじの会が主催されている「段ボールハウス」での宿泊体験など普段なら絶対に体験できない物もあり、子ども達にとって非常に貴重な体験として蓄積されているであろうことは想像に容易い。加えて言えば春日市規模の自治体としては現在の事業数20は非常に多自治体と比較しても多い数字であり、当市が、これは当然わが市が現在行っている「コミュニティスクール」との密接な関係もあるが、地域で子育てを行なおうと言う意欲が高い事を示す数字として誇らしいばかりである。また県が推奨する「通学学習」についても恐しい説明がなされ、その効果などが如実に表れる事を提示されればさらにこれに取り組む自治会が増えることも予想される。そうあって頂きたい。市からも教育長はじめ所管の社会教育部も出席し市民の報告を熱心に聴きっておられた。非常に勉強になる報告会であった。

 が、大変残念なことに活発な事で市内にその活動を誇る我桜ケ丘自治会では現在このアンビシャス広場運動を展開していない。充分それに匹敵するような日ごろの活動は行っているのだが、こういった場所で名前がないのは個人的な感情としては若干寂しい限りである。自治会役員の皆様にもしっかり情報提供を行い、更に子育て活動においても桜ケ丘が他自治会を引っ張れるように運動を展開していきたい。ともあれ、ご報告を頂いた皆様、本当にご苦労さまでございます。今後も是非子供たちの為によろしくお願いいたします。
2014年02月14日






所属会派「近未来21」行政視察 
 

 「お知らせ」においても告知を行っていたが、所属する会派において行政視察を行ってきた。今回は普段から考え方が比較的近く協力体制を取って頂いている「翔春会」と「春風会」と言う二つの会派も一緒に「政務活動費」について、多自治体の動向等を調査研究するために遥々「福島県郡山市」と「栃木県宇都宮市」を訪問させて頂いた。
 最初に訪問させて頂いたのは福島県郡山市である。東北と言いながらも雪の滅多に積もらないこの地域にあっては「年に一度有るか無いか」と言う大雪の天候であった。私のホームページを小まめにチェックしてくださっている方はお気づきかも知れないが、実は私はつい先日、と言っても昨年の11月だが、この地を訪れている。当時は議会報についてお話をお伺いしたが、今回も内容こそ違えお話を頂く方は前回と全く同じと言う、両者共に若干気恥しい訪問であった。今現在大変世間から厳しい目で注目されている「政務活動費」の扱いと実態について大変詳しく、そしてざっくばらんにご説明を頂いた。私以外の議員もこれ以上ないほどに説明に真剣に聞き入っていたようであった。

 この日のうちに次の目的地である宇都宮に移動して宿泊。こちらも翌朝の気温がマイナス6度と言う凍てつくような寒さであった。ここでもスイム活動費の運営実態と市民に対する公開の原則など,現在我々が直面していない多くの問題点について内情を御話頂いた。すべてが新鮮で正に実になる話であった。

 この両市における行政視察についてはいつもの様に報告書としてまとめてあるので是非ご一読頂きたい。

春日市議会 近未来21・翔春会・春風会合同会派行政視察「政務活動費」

 また、両市の政務活動費の運用についての手引きやマニュアルも是非目を通して頂けるとありがたい。

 郡山市政務活動費の手引き
 宇都宮市政務活動費取り扱いマニュアル

両市共に現在政務活動費の支給額は月額10万円となっている。わが春日市は月額12500円である。ある意味これ程の差が同じ憲法で定められた選挙で選ばれた議員にあって良いのかと疑問すら湧いていくる。報告書にも触れているが、確かに現在政務活動費は、これまでの議員の使用使途の曖昧さや手前味噌の解釈で運用されてきたが故に「第二の報酬」等と揶揄され市民から多くの疑念や批判を抱いていることは承知している。しかし、適正につくべきだと言う事と無くしてしまえと言うのとでは議論が根本的に違う事を理解すべきだ。その市の為に議員として選ばれた以上、議会において何があっているかを報告する事も議員の責務であろうし市民の為の運動が経済的にも担保されるべきであると言うのは正論であると思うし、私は明確に政務活動費の値上げを求める立場である。そしてその事について異論のある方とはいくらでも膝を交えて議論する用意もあるし、それこそが議員の務めでもあろう。如何なるものが議員となったとしてもその活動は担保されるべきだ。当然春日市には春日市に実情に即した政務活動費の形があるであろう。この事を議員の間でもしっかり議論し市民にも納得のいく説明をする必要があろう。その意味でも、の本当に数多くの事を考えるよいきっかけとなった視察であった。
 せっかくなので宇都宮名物の餃子を腹一杯に食べてきた。数年来消費量が浜松市に抜かれていたが、今年念願かなってようやく日本一を奪回できたのだと嬉しそうに職員さんに説明されれば食べない訳にもいかないであろう。

美味しかった!

 毎度のことではあるが沢山の資料をご用意頂いて、大変職務がお忙しい中、時間を割いて丁寧にご説明を頂くことに心から感謝申し上げる。今後の市政に反映させていけるように我々もまた決意を新たにするものである。本当にありがとうございました。
2014年02月10日






節分豆まき取材 
 

 現在私が仰せつかっている仕事の中で一番苦労をしているのは、春日市の議会報の編集委員長の仕事である。議会の在り方をいかに市民の皆様に解り易くお伝え出来るのかと言う事は、ある意味議会の存在価値を知って頂くと言う事にも繋がると私自身は勝手にそう思っている。的確に、尚且つ見やすく市民の皆様に興味を持って頂くための入り口として議会報の存在意義は大きい。常に中身の表現一つにも気を遣いながら作り上げているつもりでいる。なかなか浸透しない事が悲しい限りであるが、まだまだ実力不足と言う事ではあろう。ところでこの議会報、内容はもちろんだが一番市民の目を引く表紙が何より難しい。予算を湯水のごとくに使いデザイナーに任せていいのであればきっと楽なんだろうが当然そうはいかない。写真一つとっても「次号は何にする?」という基本的なところから編集会議に入らなくてはならないのが現状だ。で、今回、全く我々は万策尽き果てた。出来うる限り地域の行事を掲載してきたがそれにも限界がある。と言うので、今回は市の所管部署にお願いをして保育園の節分行事を取材させて頂くことにした。私が取材に行ったのは地元の岡本保育所である。

 何十年かぶりに保育所での豆まきを観させて頂いたがなかなか面白い光景であった。まあなんというか、子どもとはかくも素直で従順なのだと言う事を改めて知った次第である。生意気を言っているようでも素直に「鬼」は怖いのだ。いつも言うが、科学がいくら発展しても良いが、やはり私は人間の心の中にある見えないものに対する恐れや尊敬の念と言うものは必要であると思っている。宗教だとか神だとかそんな難しいものではなく、心に巣食う魔を恐れ、お天道様を敬う気持ちは即ち道徳に繋がっていくのだと思っている。滑稽なほどに鬼から逃げ惑う子どもたちの姿に道徳心が芽生えればそれに越したことはない。若干、先生が鬼にかこつけて子供に厳しく当たり過ぎかと思わなくもなかったが充分に笑える範囲内だ。本当はいない鬼に怯えて決まりを守るならそれは確実に良しとすべきだろう。いや、愉快だった。

 併せて当日は地元の老人会の会長宅で豆まきも開催された。これは会長が全く個人で「地域の人たちが喜ぶなら」と言う思いで開催されているのだ。この周囲を慮る崇高な意識には唯々頭が下がるばかりである。これはこれで、人生の酸いも甘きも嗅ぎ分けた人生の大ベテランの方々が大喜びされていた。ある意味童心に戻られたのかも知れない。暦も変わって現在では旧暦に纏わる行事など重きを置かれなくなってはきたが、実はこれこそ日本の文化の原点なのかもしれない。暦と言うより自然と共に生きてきた先人の知恵は決して無意味ではない。何かしら現在の生活にも活かされるところがあるはずだ。そんなことを改めて考えたりした。
 取材にご協力いただいた関係者の皆さん、本当にありがとうございました。
2014年02月07日





奴国の丘民族企画展特別講座 
 

 わが市が誇る奴国の丘歴史資料館において1月から3月までの期間で開催されている「民族企画展」の特別講座に参加させて頂いた。タイトルは「春日に嫁いだ嫁の物語」である。これはそう遠い昔の話ではなく、昭和初期に春日市のお隣の大野城市の牛頸から春日へお嫁に来られた女性の生活を歴史家である講師の方が自ら本人より聞かれた、そんな話である。言わば生の声と思って頂けると良い話である。当時の女性の地位や農家の暮らしの厳しさ、地域に伝わる風習などをお伺いすることが出来た。

 講義の中で講師の方が、「この話を本人から聞いたのは30年ほど前の話であるが、出来ればもっと早く聞いておけばよかった」と仰っていた。そうすれば、もっと多くの方に話が聞けたと思うと後悔されているのだそうだ。この話は私にも痛いほどに解る。亡くなった祖母からどうしてもっと話を聞かなかったのかと思う事は良くある。実際、この数十年で世の中は大きく変わった。いや、変わり過ぎた。まるで過去の全てを否定するかのように、成長だけが絶対視され全てが様変わりしてしまった。しかし本来は過去から未来へともっと引き継ぐべきものがあったはずなのだ。多くの町が過去の町並みを残さなかったことを後悔しているように、形のない文化や風習も同じである。これを語り継いで残した時に初めて伝統は生まれるのであろう。前を向くのが悪い等と言うつもりはない。しかし大事に残し継承していくべきものは厳然と存在する。そういったことを改めて感がさせられる貴重な講義であったと思う。
 講師の方、また関係者の皆様に心からお礼を申し上げる。
2014年02月04日





春日市文化協会新春の集い参加 
 

 毎年の恒例である「春日市文化協会新春の集い」にご招待を受けて参加させて頂いた。協会は春日市内にある様々な文化サークルの連絡協議会であると考えて頂ければ良い。いつも言っているが、春日市は歴史と文化のある町である。これは継承されて来たからこその文化である以上、次の世代へ当然のように継承していかなければならない。この事に大変なご尽力を頂いている団体である。

 市長、議長、そして私の所属する総務文教委員長などがご挨拶の中で「貴団体の日頃から尚文化振興の御努力に心から敬意を表する」と言ったのは決してお世辞でも何でも無い。文化はその担い手が継承してこそ価値が出るものであり、そこには無辜の高尚な精神が付き纏うものであるのだ。これにご尽力を頂いている関係者の皆様には心からの官舎を申し上げるものである。素晴らしい祝いの舞も、目出度い御唄も拝聴させて頂いた。また全員がステージに上がらんばかりの勢いの歌の時間も大変楽しませて頂いた。芸の道に終着点が無いだけに、それを追及される皆様にとっては大変自らには厳しい鍛錬の日々ではあるが、どうかこれからも更なる芸の向上を目指して精進されて頂きたい。素晴らしいひと時でした。関係者の皆様に心から御礼申し上げます。
 私も何か始めようかな〜〜毎年この日に考える私です。
2014年02月03日






春日北中学校新年度入学説明会 
 

 別に私に今度中学校に入学する子どもがいるわけでも何でも無いが、やはり地元の中学校の入学説明会があるとなれば見学をさせて頂きたいと思い学校を訪問させて頂いた。前日に市の学校教育部には許可を事前に頂いていたのだが、まあ学校の対応の冷たい事にはもう今更驚きもしない。市立であると言いながら学校と言う機関は市議会議員の影響など微塵も感じていないであろうことが痛いぐらいに肌で感じられる。そう、教員は殆ど県の職員であるし、市議会議員など知ったことでもあるまい。まあこれはこれでいい。だがいつか制度を変えないと何時までも行政独自の教育などできるはずもない。「今に見ておれ!」と心に誓う瞬間である。
 まあそれは個人的な話なので良いが、親御さんにとっては初めて子どもが就学生になる方もいらっしゃるであろう。やはり真剣度が違う。学校の制度や制服と言った実務面の話に熱心に聞き入っておられた。普段からよくお会いするお母さんも沢山いらっしゃったがこの日ばかりは声を掛けずらい状況であった。

 実は私がこの説明会に参加するのにはもう一つ大きな理由がある。それはこの説明会に合わせて、春日市の社会教育部が行っている家庭教育学級のご案内と、併せて講演会を開催しているのでそれを見学させて頂くことである。家庭教育学級の重要性とそれに対する私の想いは今更説明するまでも無いだろう。兎に角、学校教育を支える意味でも非常に重要な教育の為の事業である。この日も「思春期の子供を持つ親へ」と題して診療心理士の大学の先生の含蓄の深い御話があった。大変参考になった。なったが、どうも会場の雰囲気が悪いのだ。いや勘違いをして頂いては困るが、保護者の方が騒がしいとかそういう意味ではない。御案内に来ている社会教育部の係員の説明が悪い訳でも決してない。況してや講師の先生の話が退屈なわけでも面白くない訳でも何でも無い。明確に言おう。学校の態度がなってないのだ!「これから教育に関する重要な話があります」と同じ教育委員会がやっている事業を紹介するわけでもなく、それどころか多分その後に行ないたい実務的な話があるのではあろうが、やたらと時間を気にし、そわそわし、全く持って協力的な姿勢など見せもしない。これならば、何も知らない保護者の方々は「本題に早く入って」と思うに決まっている。なんだあのお高く留まった姿勢は??敢えて言おう!「何様のつもりだ!?」学校だけで教育の質が上がるとでも思っているのか?それ以前に講師の方に失礼だぞ!一体どんな学校を目指しているのか別に知りたくもないが、同じ歩調を歩もうとする関係者に逢の姿勢では人間の、いや教育者としての底など透けて見えると言うものだ。全く絶望的な気分になってしまった。まぁ私の教員と言うか学校嫌いはもともとの病気のような部分もあるので全てが合っているなどと言うつもりはないが、ちょっとこの教員たちの姿勢には首を傾げたくなる。教員が周囲を尊重できないで、生徒に何の道を説くのだ?これは次の委員会の席ででもしっかりと言わせて頂きたい。
 ともあれ、保護者の方々にはこれから準備も大変だと思いますし、生徒たちも頑張って頂きたい。4月が今から楽しみだ。
2014年02月02日






家庭教育学級「交流会に向けて」
 

 この1年間、大変お邪魔になっていると反省しつつであるが、春日市の家庭教育学級の事業を見学させ続けさせて頂いた。今回は年度末の最終回の「交流会」開催に向けた講座となっている。交流会に向けた講座と聞けば若干不思議な気がしなくもないであろう。そもそも、この家庭教育学級は小中学校の生徒を持つ現役の保護者の方に、家庭における教育の様々なヒントを提供することを目的としている。これに参加されるか否かは全くの自由意志だ。多くの子育てで悩む保護者の方がここで座学や実地の授業を通して何か得るものがあり、それが家庭での教育に生かせればそれが一番良い。ただ、子育ては100人の子どもがいれば当然のように百通りのやり方があるものだ。「これさえやっていれば良い」と言ったものが無いだけに現役世代の保護者の方は悩まれるのである。事業が企画する様々な講座はいつしかヒントになればいい。だが、何よりも大切なものは、こういった場で知り合い触れ合った人の輪だ。家庭教育学級では最後の交流会のお膳立てを行政の側はしない。参加していた受講生たちが「自ら」発案して企画実施させようとしている。これは画期的だ。

 だが、やはり当初は隣に座っていただけの見知らぬ人と、しかも自らが手を挙げてまで発言する人もいないので随分と重たい時間が流れた。しかし、何かのきっかけで一人が発言すると「ならばこうしたい!」と言う意見が次から次へと出てきだした。別に何が正しい訳でもない。ただ、「子育てに役立てたい」と言う思いから自然に集まった人たちが積極的に関わりあい、有終の美を飾ろうと其々に模索をする姿には正直胸を打たれた。これまでやってきたことの集大成として素朴ではあろうが素敵な交流会が開催されるであろう。もう一度、交流会に向けての準備の会が開催されるがそれは敢えて見ないでおきたい。私は今から皆さんで考える交流会が楽しみでならない。しっかりと拝見させて頂くつもりである。
2014年02月01日






市民活動入門講座聴講
 

 市が運営する「消費生活センター」の主催で「市民活動入門講座」が開かれたので聴講させて頂いた。講師に福岡市などでワークショップを数多く開催されている方をお迎えしての講座であった。実績のある方だけに非常に参加者の心を掴む技術にも長け多くの参加者が身を乗り出して聞き入る様は見事であると思えるものだった。

 だが、私は敢えて「何故、消費生活センターで市民活動講座なの?」と言う点から実はこの講座の開講の趣旨が理解できていない。確かに、ワークショップでの町づくりと言う手法は良く用いられている。住民が参加する中で地域の将来像は住民たちのコンセンサスを取り、それを形に変えていくと言う理念はある意味素晴らしい。しかし、これは一面行政の住民に対するガス抜きの手法である事も知っておくべきだ。「自分たちが決めたことだから後から文句を言わせない」のも行政の本音としてある事を知っておかなければならない。何となれば、そのワークショップの運営費や講師の選定を入札によって選んでいるではないか。これが住民から立ち上がり住民の意思によって運営されると言うのならばたいしたものだ。しかしそれはあり得ない。公園一つ作るのでも明確に行政の意思は運営者に伝えてあるのだ。これに参加する活動をして「市民活動」と言うのか?と言う思いもある。加えて先程も言ったが何故に消費生活センターで市民活動なのだ?これを行政が後押しする意味が私には見いだせないでいるのだ。事業とは目指すべき目的があってその手段として具体的な何かをしていくものだあろう。消費生活センターと市民活動と言うのが一体どういう繋がりがあるのか、ワークショップを如何様に生かすのか理由がわからないのだ。いつもの市の行事を拝見させて頂く際とはずいぶん雰囲気の違った違和感を感じている。3回シリーズであると言う。何処へ着地するのか良く拝見させて頂きたい。
2014年01月28日






春日市走ろう会開催
 

 気が付けば一体いつから全力疾走をしていないだろう?数年前にソフトボールに参加して自分の意志とは全く無関係に体が言う事を聞かないと言う情けない体験をした。自分としては高校生の時のように颯爽と50mを6秒台で駆け抜けていたイメージだけはあるのだが、足は縺れ、息切れはするし、動悸で吐き気までしてくる。完全に体が鈍り切っている!
 春日市では社会教育課と健康計画課が合同になって市主催の「走ろう会」を実行している。12月に子供の部。そして1月に大人の部が開催される。この開幕式に参加してきた。2km〜10kmと言う、私にすれば気分的には太平洋を一人ぼっちで横断するに等しいような距離を走ると言うのだから唯々脱帽するばかりである。私たちの同僚議員で公明党所属の「高橋裕子さん」と言う大変聡明な方がいらっしゃるのだが、なんとこの方もレースに参加されるのだと言う。凄い方だとは思っていたが、これからはこれまで以上に尊敬の念を込めて「先生」と呼ばせて頂きたい。

 何よりも皆さんが楽しそうに走っておられる光景が印象的だった。順位なんて関係なく、適度な運動として走る事を楽しむ。これは間違いなく必要な事だし、これを試す場として行政が大会を企画するのも実に有意義な事だと思う。「東京国際マラソン」のように大掛かりにはならなくても、市内の旧所名跡を回るようなそんなのんびりとしたマラソン大会があっても良いのかも知れない。しかし、それを語るにはあまりにも私は実戦を知らないと言う意味において不適格であろう。もうちょっと私自身が走る苦しみや楽しみを実感出来ねばなるまい。
 よし!!それなら私もちょっと、みんなと一緒に走ろうかい!!

 駄洒落なら一直線で駆け抜けられるのだが・・・
2014年01月25日






子ども歴史クラブ「餅つき」体験
 

 何度も言うが春日市は弥生銀座と言われるほどに歴史のある地域である。国指定の古墳も掘ればいくらでも出てくるくらいにある。これを象徴するように建てられているのが「奴国の丘歴史資料館」である。ここでは常設展示の物や企画展示の物其々非常に歴史好きには大変興味深いものがある。で、この館で子ども達にも歴史に親しんでもらおうと行っている事業が「子ども歴史クラブ」である。今回はその中の「餅つき体験」を見学させて頂いた。
 私の個人活動を観て頂ければ一目瞭然と思うが、実は私にとってこの冬の餅つきはもう4回目になる。目を閉じると餅つきの光景が浮かぶほどに若干飽きてきてもいるのだが、子どもにとってはそうはいかない。餅つきなどする機会も無いであろうし、目にする物すべてが新鮮と言う話だ。やはりそういった子供たちの為には機会を提供することも重要な役割であろう。地域の自治会の有志の方々がご協力を頂いたのであろう。万全の準備のもと、子ども達も一生懸命杵を振るっていた。とてもいい御餅が出来ていたように思う。その後は小さい子も一緒になって餅を丸めていたが、これがまたとても嬉しそうで観ていて気持ちが良い風景だった。

 「最近の子どもは○○も知らない」と言う言葉をよく耳にする。実際、私たちにとって余りに常識的な事を知らないで驚くことはよくある。しかしこれは子供を責められない。実際に社会の中で必要でなくなったり廃れたりして目にする機会が無かったり体験する場が無いのだ。しかし、そういったものこそ実は実生活において人間の基本的な行動の原理だったりする。いざと言う時の為に覚えておくべきことであったりするのだ。ならばやはり大人はこれを教えなければならない。一度途切れると伝承者は無くなるのである。幸いにして子どもの好奇心は大人の感性よりはるかに秀でている。これを刺激することは大人の務めでもあろう。その意味で主催者は大変だと思うが是非こういった事業は続けて行って欲しい。子供たちの輝く目が何よりもそれを雄弁に物語っている。素敵な時間でした。
2014年01月23日






家庭教育学級「食育」実践編
 

 年が明けて若干参加者が減少傾向にある家庭教育学級である。いや、これは担当者を責めてもしょうがない。年が明ければ年度終わりと言う事もあってお母さん達は大変に忙しい日々を送っておられる。この子どもにとっても何か気忙しい3学期にあって保護者の方がそれに輪をかけたようにお忙しいのはある意味仕方のない事だ。その意味では、こういった事業は年を跨がずに終結させると言うのも一つの方法であるかも知らない。しかし、授業の内容が料理と言う事になると参加者の意欲が違う。いや、決して他の授業では興味がない訳ではない。ただ身につまされ方が違うと言うか保護者にとっては切実と言った方が良いのかも知れないが、兎に角、他の内容ならいざ知らず、こと料理に関しては何を差し置いても出席されたいと言う保護者の方は多いようである。況してや有名な料理の先生が講師となれば尚更であろう。いつもの若干寂しげな講義を見慣れた感のある私が目を疑わんばかりの出席者に驚いてしまった。
 この日も以前から先生が御話してくださっていたように、旬の食材を使って簡単に、それでいて栄養価や見た目も美しい料理を作ってくださっていた。受講者に御話をして下さりながら3品ものメニューをいとも投げに作ってくださる手際は見事としか言いようがない。受講者もその手際に見惚れていた。

 私が何より感銘を受けたのは、この先生が若いであろうに実に合理的である事だ。「もつ鍋のスープはわざわざ買ってこなくても和風の出汁に大蒜を多めに入れればいい」は料理を知り尽くしておれればこその発言であろう。先程も言ったがやはり保護者の方にとって毎日の料理屋、メニューを考えると言う事は相当なご苦労の種であろうことは想像に容易い。しかし、今日一生懸命講義を見学されていた保護者の方は、その「料理」が子ども達にとっていかに大切であるかを理解されているが故の悩みである事を私は嬉しくも思う。大変であろうとは思う。しかしそんな思いは間違いなくお子様にも伝わっていくものだ。間違いなくこの日の講座は後日生かされるであろう。本当は是非、子ども達に感想を聞いてみたいものだ。きっと「お母さんありがとう!おごちそうさま!!」と答えるのだろう。きっと明日に生かされる、そんな講座だった。私からもエールを送りたい。
お母さん、がんばって!!
2014年01月21日






世代間交流家庭教育学級「ぬいぐるみ造り」
 

 いつもいつもお邪魔をさせて頂いて、勉強させて頂いている「かすが家庭教育学級」であるが、年度も終わりに近づいて興味深い授業が続いている。今回見学させて頂いたのは、家庭教育学級の生徒さん、即ち現役世代のお育てをなさっているお母さんたちと、「自分好座」で生涯学習をなさっておられるご高齢者の方々との世代間交流事業である。内容としては、ご高齢者の方々が、ご自分たちの趣味であるタオルや貝殻を使った小物造りを若いお母さんたちに御教授頂くと言うものであった。

 以前の家族構成であれば、母親やお姑さんから当たり前に行われていた家庭の中における大げさに言えば技術の伝承が、現在の核家族化の中では全く行われないのが現状であろう。以前は「針仕事」と言うのは間違いなく家庭においては必須うの作業であったであろう。だが現在はこれを殆どの人が行わない。これをして「まったく最近の若い子は」と一方的に責めるのは酷である。過去よりも技術が進歩して、最近では「ボタンが外れた」等と言う事も滅多にないし、シャツがほころびれば直すよりも安価なものを買い直した方がずっとお得な時代である。むしろできなくて当たり前かもしれない。しかし、知らないより知っておいた方が良いのは自明の理だ。機会が無いだけなのだから。これを教えてもらえる場所を作り出して頂けるのがどれほど有難い事かは全てを語るまでも無いだろう。
「あ〜そこはそうじゃないのよ!」
「ああ、そうか!ありがとうございます!」
と言う、極めて当たり前の会話が、普通に繰り広げられている光景ほど観ていて気持ちのいいものは無い。これこそ、世代を超えた文化の継承であり世代間交流のあるべき姿の様な気がする。
 ご高齢者のアイデアもさることながら、これに応える若いお母さんたちのひたむきさも素敵だった。大変勉強にもなったし、素敵な講座を見学させて頂いた。
 関係者の皆様本当にありがとうございました!!

2014年01月17日






春日市成人式
 

 全国ほとんどの自治体がそうであるように、春日市においても1月13日に成人式が執り行われた。当日の会場周辺は、これまでに見たことも無いくらいの人だかり。春日市にこれほど若い人がいるとは知らなかったと言いたくなるくらいに若い人だらけである。当然だ、成人式だから・・・会場に入りきれないほどの新成人たちの熱気に溢れていた。

 春日市では数年前から新成人たちを主体にした「成人式実行委員会方式」を採用している。私個人としては、行政が本来持つべき責任の重さを考えた時に、どこか責任の所在が曖昧な「実行委員会方式」と言う行事の運営方法は決して好きではない。だがその反面、一時期の「荒れる成人式」と言った大人から見ると目を覆わんばかりの光景を見る事がなくなったと言う意味において間違いなくその成果は出ている訳であるし、またこの時点から新成人たちに社会人としての自覚を持たせると言う点においては十分にその役割を果たしていると言える。ただ、そうそう単純に若者に媚びたくない私の様な者からすれば、社会的に大人として認められるようになったのである以上、大人が運営する式典に黙って従う事もまた、大人に課せられた責務であるのだと言いたい気持ちはある。加えて言うなら、そもそも成人式は一人の大人としての覚悟を内外に示す通過儀礼であって、決して若者たちが自らの存在をアピールするための一世一代の場ではないと言う、極めて辛口の意見も持っている。まあ、しかし、これはある意味、私も含めた大人が作り上げてしまった虚像であると言う責任もあろうし、時流に逆らえない面もある。自らの胸に手を当てても昨今の若者ばかりを非難するのも若干正当性を欠くのは確かだ。ただ、大変厳しい言い方をすれば「申し訳ないが、浮かれていられるのも今日までだぞ!」は紛れもない現実だ。どうか、今後自らに与えられる自由と裏腹に、それ以上の責任や義務の重さを正面から見つめて頂きたい。
 簡単に若者の立場で話すような大人ではあるべきではないと言う思いから厳しい事を申し上げるが、しかし、成人式自体は決して悪いものではなかったし、式典に臨む若者たちの態度も堂にいってはいた。称賛に値するであろう。今後も頑張って頂きたい。実行委員のメンバーも大変お疲れ様でした。
 新成人、おめでとうございます!
2014年01月14日






新年会目白押し!
 

 この時期は仕方ないと言えば仕方ないのだが、各種団体等の新年会が重なって開催される。議員の中では決して私が呼ばれる数は多くはないのであるが、それでも通常の仕事をしていた時のことを思えば十分に多い数である。ある意味「呼ばれる内が花」と思い参加させて頂く。
 1月9日は春日市職員労働組合の旗開きであった。別にこの団体から推薦を受けている訳ではないが、普段から親しくしている多くの職員が参加する新年会であるが故に参加をした。誤解の内容に明確に言うが、公務員と言えども当然労働者である以上、労働者に与えられる権利は存在する。これを声高に叫ぶことを否定はしない。しかし、「公」に従事する職業である以上世間からの目も含めて制約は当然存在する。個々が利益を生み出す企業でない以上それはある意味仕方がない。その部分さえはき違えなければ堂々と意見の主張はすべきだ。今後も社会の公務員に対する風当たりは強いはずだ。その事を理解した上で、活動に励んで貰えば我々がとやかく言えるものではない。いつも言うが、個人的に知っている若い職員は大変良く頑張っている。組合としての方針もあろう。世間の目もある。それらが乖離しない事を願うばかりである。

 続く10日は春日市商工会の新年会である。春日市の多くの有力者がお集まりになっての新年会だけに議員も大変力が入っていたように思う。私は、実はあまり知った方がいないのでただひたすらに食べる事に徹すると言う為体である。反省せねばなるまい。現在、景気は上向きであると言う。しかしこれが4月以降も継続する保証はない。企業の体力如何では非常に厳しい対応を迫られもしよう。行政の果たすべき役割も間違いなく発生するはずだ。コミュニケーションを取りながらしっかり状況を見極めていきたい。

 続く11日は市内のスポーツ少年団の新年会であった。各種の少年、少女のスポーツの指導者が一堂に会し今年の抱負を語りあっておられた。先日の障害者のとの交流事業でも彼らの活動の素晴らしさは報告させた頂いたが、やはりスポーツと言う年代をを超えた競技を通じてこそもたちの健全育成を目指す事業は素晴らしい。「入り込み過ぎない」と言う条件は必要であるとは思うが、少なくとも何もできていない私が批判できるものではない。是非これからも何かと苦労もあろうが頑張って頂きたい。
 あと数回新年会はあるがちょっと食傷気味ではある。それに実際食べ過ぎだ。日本中で「今日は新年会の日」と言うのを作って欲しいと願うのは私だけだろうか?
2014年01月07日






春日市役所仕事始め
 

 先日1月6日、この日は多くの民間企業がそうであるように当春日市役所においても2014年の仕事始めであった。今年はカレンダーの関係上9連休と言う非常に長い正月休みだったので、職員にしてみても若干身体がなまっている感は拭えないであろうが、そこは一つ気分を切り替えて頑張って頂きたいと思うところである。
 10時から大会議室で行われた仕事始めの式典において当市の井上市長より「今年もこれまで以上に様々な市民ニーズに応えられるように職員一同気を引き締めて頑張って頂きたい』旨の訓示がなされた。その中で、この正月休みの間に市長自ら300件もの市民のお宅を回り生の声を聴かせて頂いたこともご紹介されていた。同じ議員等と言うのも恐れ多い感があるが、やはり「常に市民と共に」と言う政治姿勢は見習うべきものである。

 景気は確かに上向いているのであろう。しかしこれが長続きする保証はどこにもない。消費増税以降の社会の変化は常に細心の注意を払って観測していく必要があろう。時として行政の政策は市民の要望よりも遅れる。手を打った時にはすでに遅きに失した感がある事態がまま見受けられる。増税は、それも消費増税は庶民にダイレクトに影響を及ぼすものだ。ここでの対応を誤ると今再び過去における「失われた10年」を迎えかねない。それは絶対にあってはならない。その意味でも行政に係るものは市民ニーズを常に多数のアンテナを張って追い続けなければならないのだ。しかも、風当たりは強くなる一方であろう。この一律相反する課題に正面からぶつかって行ってこそ行政と市民の距離は近くなるのだと思う。どうか今年も職員の皆さん、健康に気を付けてしっかり頑張って頂きたい。当然私も無理難題も持ち込むと思うが、職員諸君の誇り高き仕事ぶりを否定するつもりなど毛頭ない。良い意味での緊張関係の中で何が最も「市民の為」かを研鑽しながら模索させて頂きたいと思っている。
 今年もよろしくお願いいたします!!
2013年12月29日






春日市スポーツ少年団交流事業見学
 

 あまり同僚議員の良いところを褒めたくはない。自分のホームページで票を取られるようなことをしてどうすんだ?と言う気がしなくもない。しかし、良い事をやっている人間の紹介をしないようでは自らの人間性の小ささをむしろ宣伝するような話であろう。だから、褒める。
 私と同じ春日市の市議会議員で「中原智昭」さんと言う議員がいらっしゃる。この方、随分以前から春日市のスポーツ少年団と言う組織の指導者を務めていらっしゃる。スポーツを通じて子供たちの健全育成を手助けしようと言う素晴らしい理念だ。口で言うほど決して簡単ではない。休みも無く活動に忙殺されていらっしゃるし、多くの関係者の方の調整に追われてもいらっしゃるようだ。唯々頭の下がる活動である。実際に御話をさせて貰うと解るのだがまあ驚くほどの人格者でいらっしゃる。この人だからこそこういった活動が出来るのだと痛感する。正に見習うべき人生の先輩である。

 先日、これは毎年の恒例行事なのであるが、その春日スポーツ少年団の事業の一環である交流事業で「障がいを持つ児童との触れ合い」をテーマにクリスマスのそり遊びの会が開催されたので見学させて頂いた。子供たちが幾つかのグループに分かれて、思い思いにソリを作成し、それに乗って一緒に遊ぶ。たったそれだけのことだ。だが、この「たったそれだけ」を今の社会は恐ろしいほどにやってきていない。いや、してなさすぎた。その事がつまらない偏見や差別を読んできたことは明確である。子供たちが何の偏見も無い状態でお互いに触れあう中で新しいこれからの社会は形成されていくべきだ。そんな、望むべき未来の理想の形が間違いなくここにある。言い方に語弊があれば訂正するが、何の拘りも無く健常者の子が障害者の子どもに話しかけ出来る事と出来ない事を知り、ならば自分が何をするべきかを考える。これこそが障がい者の方が普通に暮らして行ける世の中のあるべき姿ではないか。これを何等構える事なく、子ども達のふれあいの中で行う、こんな素晴らしい事業を取り上げない訳には行かないであろう。

 昨今は肖像権の問題等非常にうるさいご時世である。良いところを紹介したいのだが制約はある。写真をいくつか紹介させて頂いているが、実は一番素敵だったのは、ここに写ってない子ども達の満面に溢れる屈託のない笑顔だ。こんな子供たちの笑顔は滅多に見れるものではない。これを紹介できないのが大変残念である。本当に素晴らしい事業だし活動だ。

 趣旨に賛同して多くのスタッフが、それこそ寝食を忘れて取り組んでいらっしゃる。この崇高な思いに心からの敬意を表したい。こんな思いが積み重なれば絶対にこの国の未来も明るいはずだと思える。側面の支援しかできないが、今後も応援を続けたい。中原議員、スタッフの皆さんん、そして子供たち。年末に本当に暖かい気持ちになれました。ありがとうございました!!

2013年12月26日






クリスマスイルミネーション作成教室
 

 暫く議会が開催中であったので、私の大好きな「かすが社会教育学級」に参加できていなかったが、ようやく議会終了後の12月18日に参加することが出来た。今回のテーマはタイトルの通りズバリ「クリスマスイルミネーション造り」である。
 私が先ず会場に見学に行って驚いたのは、今回の講師の方。なんと隣町の岡本地区自治会長の川崎さんだ。常に自治会活動も先頭を切って、下記にも紹介してある「サマーキャンプ」にも積極的に手を挙げるような大変お忙しい自治会長でいらっしゃりながら、本業を生かしたこういった活動もされておられるようだ。唯々頭の下がる思いである。
 イルミネーション作成と聞いて、私が思い浮かべていたのは、民家の外側を飾る電飾であったのだが、今回は5枚の紙と、その中に入れる紙の透かしを用いての手作りのイルミネーションであった。多くの参加者が普段しなれない繊細な紙の裁断と接着に苦労しつつも、其々が工夫を凝らし、中の模様を作成しておられた。やたらと手際の良い方もいらっしゃれば緻密な計算と慎重さが売りの方もいらっしゃって、観ている方も大変興味深い授業であった。一様に出来上がった際には少々照れくさそうな、それでいてどこか誇らしげな表情が印象的だった。紙で作る手作りの灯りはそれだけで優しい。其々に満点の出来だったと思う。

 今年も本当に多くの家庭教育学級の講座を見学させて頂いた。多分、担当されている職員や参加者の皆様にとってみれば、なんだか一番後ろで正体不明のおっさんがちょろちょろして随分ご迷惑をお掛けしていると反省もしている。しかし、私は現在の社会構造の中で、もしかすると学校教育以上に子どもの教育と言う点において重要なのは家庭教育であると思っている。学校とは本来、最低限度の学問に向かう姿勢であるとか躾が出来ているものを受け入れる機関ではないだろうか。それを行うのは家庭であり地域のコミュニティだ。しかし、その力の弱さが現在問題になっているのではないかと私は常々思っている。これを補うために社会教育部では生涯学習や家庭教育学級を開催している。この意味はとてつもなく大きい。この事業に当市の担当職員は常に真剣に取り組んでいる。授業内容を工夫し、時に真剣に、時に遊びも取り入れて、受講者を引き付ける工夫もしている。難点を言えば内容の充実さを思えばもったいないほどに受講者が少ない事だが、これの全ての責任を担当部局に押し付けるのも如何なものであろうか。少なくとも私は自分の目で見て感じて、この講座は絶対の自信を持って進められると信じている以上、行政に携わる者の一員としてもっと積極的に、執行部の邪魔をしない程度に宣伝をする義務もあると思っている。再度言おう!
春日の家庭教育学級は素晴らしい!!是非、多くの保護者の皆様のご参加をよろしくお願いいたします!!
 もし参加されてみて一切為にならなかったと言うなら私に言って頂きたい。お詫びもするし職員と工夫について話もしよう。けれど、間違いなく何かが参加された方の身に付くはずだ。これは断言できる。
 ともあれ今年を締めくくる素敵な講座でした。川崎さん、そして関係者の皆様本当にありがとうございました。また来年も素敵な授業楽しみにしています。邪魔にならないようにしますんで見学よろしくお願いします!!

2013年12月11日






陸上自衛隊視察 ヘリ体験搭乗
 

 防衛議員連盟の会長のお取り計らいで、去る12月7日、陸上自衛隊の視察をさせて頂き、滅多な事では登場する事のない陸上自衛隊所有の輸送用ヘリコプターに体験搭乗させて頂く機会を得た。これまでに民間のヘリコプターには搭乗したことはあったが、自衛隊のそれはもちろん初めてだ。
 数日前から本籍地まで書き込むと言う極めて厳密な審査を経ていよいよ当日を迎えた。春日市の陸上自衛隊基地に集合である。他基地であればそこからそのままヘリに搭乗することも可能らしいが、ここは福岡空港の管理下の地域であり、飛行物の管制については非常に厳しい制限があるらしい。そのため、ここから自衛隊の方々の御好意で佐賀県の目達原補給基地へ移動させて頂いた。

 ここで、搭乗に際しての安全上の説明を受けて搭乗である。当日載せて頂いたのは、最大積載量8.5トンと言う巨大な輸送用のヘリである。この2機のプロペラが巻き起こす風野凄まじい事と言ったら、立っているのもやっとと言うほどに凄まじいものであった。しかし、その機内での安定感は抜群である。災害も含めて非常時にはこの期待が住民の為に大活躍すると思えば、それに載せて頂けたことは正に一生の記念である。

 因みにこれは、もし事故があった際に人物を特定する為の物であったことを搭乗後に知らされ、若干背筋の寒くなる思いであった。

 確か前回も述べたと思うが、いつも我々の対応をしてくださる隊員の皆様の背筋の通った規律正しい態度にはひたすらに感心させられると共に見習うべきと猛反省する事しきりである。部外者の私たちに親切丁寧にご教授を頂く姿は正に国民の範たる態度である。法整備が進まない中、日ごろの訓練に耐え、有事の際にはその身を賭して働いてくださる覚悟がそこには垣間見れる。
 本当に貴重な体験をさせて頂いた。関係者の皆様、本当にありがとうございました!!

2013年12月03日






精神保健福祉講座「心の病を見逃さない」聴講
 

 11月27日に開催された春日市社会福祉協議会主催の精神保健福祉講座「心の病を見逃さない〜〜こころの元気のためのはじめの一歩〜」を聴講させて頂いた。現在の非常に大きな社会問題とも言われるほどにその患者数が増えている統合失調症やうつ病を正しく理解し、これに悩んでいる人といかに接するかは、今日の生活にいてはもはや欠かせないほど重要な課題であると言える。この日は、普段から病院でカウンセラーとして多くの患者さんとも接してこられ、学位においても保健福祉学科の教授でもある西南女学院の今村先生の大変造詣の深いお話に多くの参加者が熱心に耳を傾けていらっしゃった。
 現代社会のおいては誰にとっても決して他人事ではないのだが、当然のように私にとってもこの事は全く他人事ではない。極めて身近な周囲にこれらの事で悩み苦しんだ人間をいくらも見てきたし、救えなかった大事な人もいる。この病と言うよりも症状やそれに対する基本的な対応を知識としてきちんと身につけておけば、と後悔することもある。やはり理解する為には知らなければならない。しかも、これほどにこの症状で苦しむ人が多い現代にあっては、これはある意味必須なのかもしれない。その意味で、このような講座を開講して頂いた意味はとてつもなく大きいし有益であった。参加者の全てがそう感じていたであろう。
 また是非、さらに踏み込んだ講座も期待したい。関係者の皆様、ありがとうございました!!


2013年11月18日






かすが家庭教育学級「春日の歴史散歩」聴講
 

 11月12日に開催された春日市家庭教育学級の「春日の歴史散歩@」に参加をさせて頂いた。今回は、当市の施設である奴国の丘歴史資料館の職員がタイトル通り春日の歴史について話をしてくれた。因みに、彼はもともと学芸員であるらしい。いつもある古代史の話であれば、実は私の食指はさほど動かないのであるが、今回彼は地形等の話まで詳しい資料で行って頂き、これにはまさに目から鱗の感さえあった。特に、当市の給料を形成する地形が8万年ほど前の阿蘇の大噴火による火砕流によって形成されていると言う事実は非常に新鮮な驚きであった。また地政学上発生しうる歴史の必然を考えるにも非常に興味深い歴史へのアプローチであると言える。大変興味深いお話であったと言うよりも、これまで春日市の歴史を御話頂いたどの方の話よりも、私のツボにはまった感がある貴重な話であった。

 いつも言うが、本当に今年の家庭教育学級は工夫をしてあって楽しい。もっと多くの方が参加して頂ければ良いのにと若干残念でもあるほどにだ。しかし必ず評判は評判を生む。関係者の皆様は是非、くじけないで頑張って頂きたい。内容の素晴らしさは私が太鼓判を押させて頂く。今回も本当に素敵な講座だった。自戒を心から期待したい。
2013年11月18日






総合スポーツセンター安全祈願祭開催
 

 去る11月12日に数年前から準備が進んでいた(仮称)総合スポーツセンターの建設に際しての安全祈願祭が執り行われた。9月の議会において承認された工事契約を経て、「建築」「電気」「設備」の3工事、計9社による祈願祭となる。

 挨拶の中で市長ならびに議長も言っておられたが、今後30年は出ないであろう春日市にとっては非常に重要でかつ大型の公共施設の整備となる。今後生涯スポーツの振興のみならず災害への対応拠点ともなり得る重要な施設だ。これまでの審議の中で絶対に住民にとって遊泳黄なものを!と言う思いは執行部に伝えてきたつもりであるし、その思いは執行部も同じであろう。もう、後戻りはできない。後は市民の為、そして後世の為に素晴らしい建物が完成することを心待ちにするのみである。スポーツ関係者や周辺の方々には暫くの間ご迷惑もお掛けしようが、それでも『できて良かった』と言わしめる施設であってほしいと切に願う物である。私も、今後の工事の安全を切に願うのみである。完成は27年8月予定。楽しみにしている。

 しかし、しきたりであるとは言え、昨今の社会事情を考えると、飲むふりを強いられる杯は若干厳しいものがると感じるのは私だけだろうか・・・
2013年11月11日






春日市市民表彰・春日市文化祭開催!
 

 11月3日は全国的に「文化の日」である。当然、わが春日市においても文化に関連のある行事が行われる。まず行われたのが、「春日市表彰式」である。

 これは春日市において文化芸術の振興や地域への永年に渡る貢献を表彰するもので、今年も多くの個人や団体に対して行われた。日頃からわが市の為に粉骨砕身努力を重ねて下っている方々への感謝と敬意の想いは表現に差こそあれ誰もが持つべきものであり、またもっていると信じたい。であるが故に、本の表彰状1枚ではあってもそれを公共の期間が認めてくれることに対しては素晴らしい事であると私は思う。まあ、こういった賞と全く縁遠い私ではあるが、素直に、受賞された方に心からの賛美と感謝を送りたい。また、今回の受賞者の中に私の地元である桜ケ丘の全自治会長も名を連ねていた。これにはきわめて個人的にであるが、非常に嬉しい思いである事も付け加えておく。

 また当日は、春日市のふれあい文化センターを中心に「春日市文化祭」も開催された。
 あいにくの天気で普段は賑わうバザーコーナーが3日の日は若干寂しかったが、館内の展示品はどれも力作揃いで素晴らしいの一言に尽きた。

 当日は、高校生による「書道パフォーマンス」も開催され、高校生の清々しい姿も拝見させて頂けた。
 これは全くの蛇足であるが、陶芸品の展示コーナーには私の後援会長の力作もあったのでここでご紹介させて頂く。流石にお酒好きだけあって作品がお酒飲みの道具と言うあたりがストレートで素晴らしい。

 ここでは当然紹介しきれないが本当にどれも手によりをかけた力作ばかりだった。「どうだ!春日市の文化水準は高いだろう!」と、ちょっと自慢したくなるような、そんな1日だった。
 関係者の皆様、そして受賞者の皆様、本当にありがとうございました。
2013年11月08日






「食育」講座 参加
 〜暮らしの中の薬膳〜
 〜『あいうべ体操』歯と口の健康つくり〜

 私が現在非常に興味を持って取り組んでいる「食育」に関する公開講座が、春日市の健康福祉部と社会教育部が主催で、其々行われた。

 10月28日には健康福祉部が主催で「暮らしの中の薬膳、医食同源、食べる事から健康に」と題して、産業医科大学の教授で医師の徳井先生と、中村学園大学栄養科の教授で栄養士の資格を持たれる三成先生を招いて開催された。お二人ともそれぞれの専門分野から、食の重要さを二時間にわたって講演して頂き、私としては非常に勉強になった。

 この中で、日本と言うこの独特な文化の中で語り継がれてきた、地域地域で独自の発展をしてきた、所謂地方の伝統食が、その地に生活する者にとっては極めて医療の立場からしても合理的であるとの説明がなされた。またバランスの良い食事や食材はそれ自体が病気等への予防効果があると言う事も興味深かった。一方で、よく言われる「一汁三菜」と言った献立はともすればある種の栄養素においては欠乏することがるという事もあると言う。即ち、食材の特性や、調理法を知ることが、健康に生活するためのだ一歩であると言う事となろう。100名近い参加者が最後まで非常に熱心に講義に耳を傾けていらっしゃった。とても為になるお話であった。

 10月31日には社会教育部主催の「かすが家庭教育学級」において「あいうべ体操、歯と口の健康づくり〜家庭で見つめる子どもの健康〜」と題して春日市の養護教諭であられる田中先生による講義が行われた。

 この中でも食の重要性は非常に詳しくご講義頂いたが、何よりも、食べる事の大事さは、それを食す「口」や「歯」が大事であると言う観点からのお話であった。私自身現在親知らずの治療中なのであるが、実際、口の中がちょっとでも悪い状態にある時は、自分でも嫌になるくらい食欲など湧かない。尚且つ不思議なもので食欲のない日は当たり前のようにほかの全てのことごとに関して気力がわかない。ある意味食べる事は生きる事であるし、その通過点である口や歯は極めて人間生活にとって重要であるという話である。なので、この口中を健康に保ちましょうと言う話は非常に説得力のある話であった。現在の子どもの食欲低下など有益なお話も沢山伺えた。

 どちらの講座も本当に大変面白く、また今後の生活の糧となる優れたものであった。企画を頂いた所管の皆様のご努力に感謝する。
 本当にありがとうございました。
2013年11月07日






中部10市市議会議員研修会開催

 あまり知られていないが、春日市は福岡県北部の中部10市と言う集まりに入っている。構成は、春日市、大野城市、太宰府市、小郡市、糸島市、古賀市、福津市、宗像市、筑紫野市、朝倉市である。これらの市が互いに協力連携しあいながら高めていきましょう!と言う集まりである。その趣旨にのっとて毎年、議長市を持ち回りで定めて、議員の見識を高めようと開催されているのが「議員研修会」である。今年の当番市は「宗像市」となっている。歴史に造詣の深い方なら「宗像」の名前を聞けばすぐに「古事記」に登場する素戔嗚尊と関連の深い宗像三神を思い描かれるであろうが、実際その宗像である。現在も非常に珍しい沖ノ島信仰も残り、現在世界遺産への登録を目指して活動を展開されている。研修会の会場にはその紹介ブースもあった。

 正直、わが市以外の市が世界的に有名になるのは面白くない気がしなくもないが、要は福岡県が、更に言えば日本が有名になればいい話であるので、ここではそんな了見の狭い話はしない。是非とも登録目指して頑張って頂きたい。

 研修に関しては保健医療の観点から極めて重要なことを御話頂いたのであるが、私個人としてはどうしても話の導入部分で「喫煙」について文句を言われてしまうと、その後な話が何も耳に入ってこないと言う欠点がある。もっと、心を大きく持たねばなるまい。
 ともあれ、当番市の議員の皆様には大変ご尽力を頂きまたご歓待を頂いたことに感謝を申し上げる。
 だが、私は絶対にタバコをやめない!!
2013年10月31日






航空自衛隊レーダー基地等視察

 春日市の土地柄に馴染のない方には理解しにくいと思うが、春日市は自衛隊の町である。それも航空自衛隊と陸上自衛隊の西日本の要ともいえる程重要な基地が両方存在している。春日市の市政を考える時に自衛隊との関係は切っても切れない関係であると言える。その所為もあって春日市議会では超党派で「防衛議員連盟」を設置し、私もそのメンバーに名を連ねている。

今回、防衛議員連盟の視察として、航空自衛隊西部方面基地の、正に「目」ともいえるレーダーの管制室と福岡県と佐賀県の境にそびえる脊振山のレーダー基地を訪れてきた。
 いつもであれば写真でご紹介をしたいところであるが、何分、国の防衛を担う参謀本部。撮影だけでなく、お話しいただいた内容も機密事項と言ったものが多く、ここでその全てを語る事は出来ない。しかし、西日本上空のレーダーのシュミレーションを見せて頂いたが、それこそ無数に飛び交う民間機の中から、常に国籍不明機の動向をたゆまなく監視し続けるご労苦は並大抵のものではない事は十二分に理解できた。その中にあって、毎年500件近い領空侵犯機が我が国の領土を侵していると言う事実も、ともすれば平和が当たり前の感にすら陥りつつある我々に大いなる警鐘を鳴らしていると自覚させられる。平和は自然に与えられるものではなく、守ってくれる人がいて初めて守られているのだと。脊振山頂は生憎のガスが立ち込め視界はゼロであった。しかしながら設備施設の内部など普段は絶対に入れない場所をご案内頂いた。本当に貴重な経験であった。あまりふざけた写真も取れないので、ご用意頂いた(380円は個人負担)食事の風景を撮影してきた。流石、自衛隊員は身体が資本だけあって非常に美味しい食事であった。

 大変お忙しい中、熱烈なる歓迎をしてくださった全ての関係者の皆様に心から御礼申し上げる。これからも大変な激務でしょうがお勤め頂きますようお願いいたします!
2013年10月28日






議会報編集特別委員会行政視察

 平成25年10月23日から24日にかけて、福島県郡山市と千葉県千葉市に「議会報について」を主なテーマに視察を行った。
 福島県へは飛行機と東北新幹線。その後千葉へは再び新幹線と総武線、さらにはモノレールと乗り継ぎ、翌日は湾岸高速をバスで羽田に向かいその後飛行機とまるで乗り物博覧会の様相を呈した移動であった。さらに言えば1日目の昼食は東京駅で購入した「チキン弁当」。議員視察の慎ましやかさもここまで来たか!の感がある。

 福島県郡山市では中核市議長会で最優秀賞を受賞した議会報についてお話を伺った。地震の被害が凄まじく今でもご苦労をされているところに大変申し訳なかったと反省している。

 千葉市では議会報に掛かる新しい形での業務委託と入札方式についてお話を伺ってきた。どちらも非常にためになるお話であった。

 視察報告については下記報告書にまとめてあるのでご一読を頂きたい。

 春日市議会議会報編集特別委員会「郡山・千葉」視察報告

 後、私の写真としては珍しく、私自身の写真も掲載させて頂く。御随行を頂いた事務局の職員が好意で映してくださった物である。真面目に視察している感がありありと目に浮かぶようであると自画自賛ではあるが、気を緩めると相変わらず私は態度が悪い!!写真だけ見ると「話を伺う」と言うよりもむしろ「文句をつけている」雰囲気が全身から漂いまくっている。猛烈に反省せねばなるまい。

 ともかく、やはり座学では学びきれない現地だからこその話はたくさんある。今回、特に千葉でご提示いただいた資料などは視察に行かなければ絶対に学べなかったものばかりだ。その意味で十分に意義深い視察であった。議会の姿を市民に伝える。これは義務であると共に現職議員ならではの権利でもある。我々の仕事を理解していただくことは即ち我々を理解してもらえるという事でもあるのだ。その意味において議会報の目指す終着点は無限に高い。今後も今回の視察を活かして研鑽を続けるつもりだ。是非次号を楽しみにして頂きたい。

2013年10月22日






「親子で作ろう!段ボールハウス!!」参加

 10月13日、春日市内ではスポーツフェスタ一色の感があったが、それでも春日市の家庭教育学級は負けない!しっかりと、小学生の子どもさんとその保護者を対象に「親子で作ろう!段ボールハウス!」講座を開講されていた。
 今回の講座は「下白水小学校おやじの会」の全面協力で実現しており、会場も大きなスペースを擁するので下白水小学校の体育館をお借りして行われた。

 おやじの会の皆さんは何日も前からハウス作成に適した大きな段ボールを大量にご用意頂いて当日参加の30組のご家族に対応して頂いていた。
 この事業は下白水小学校においては名物事業になっており、学校ではこれに一泊する体験学習まで行われているらしい。そのせいか、最初にデモンストレーションをしてくださったおやじの会のメンバーは、正にあっという間に、素晴らしい段ボールハウスを完成させていた。その手際の見事な事と言ったら、正に舌を巻く思いである。

 全てのご家庭が、其々に完成させたい段ボールハウスの青写真は描いていらっしゃるようで手薬煉を引く思いで待っていらっしゃたようであった。ご家族と申し上げたが、子どもさんとお父さんもいれば、子どもさんとお母さんもいるし、子どもさんとおじいちゃんおばあちゃん問うった組み合わせも様々である。この中で私が一番目を引いたのは、兎に角、お母さんが思い切りがいい!!多分私もそうであろうが、建物を建てる以上構造力学がどうとかと言う屁理屈をこねる割に出来るものはしょうもない男性と違い、取敢えず作る!!この姿勢の潔さに私は「お母さん、男前!!」と声を掛けずにはいられなかった。

 形が不恰好とか、長持ちしないだなんて、そんなことはどうでもいい。世代を超えて同じものを、ある意味大人は童心に帰って一緒に作るその行為自体に美しさや楽しさを感じた。掛け値無しに、素晴らしい事業であった!

 いつもの台詞で大変申し訳ないが、企画を下さった社会教育課の皆様、そして今回は誰よりも、大変貴重な休日に全面的にご協力を頂いた下白水小学校おやじの会の皆様に心から感謝を申し上げる。
 本当に有難うございました!!!

2013年10月17日






「優しい福祉の町づくり」講演会参加

 10月12日に春日市ふれあい文化会館において当春日市を含む、旧筑紫郡の4市1町からなる筑紫地区介護保険事業者連絡協議会が主催する、第7回「優しい福祉の町づくり」公開セミナーが開催された。今回のテーマは「認知症を理解するために」である。

 現在人口約45万にと言われる筑紫地区において、高齢者のおおよその数は約9万人。そのうちの約15%の1万3500人が何らかの認知症の症状があるとされているのだそうだ。正直、この数字の大きさには驚いた。しかし、講義を聞く中で何よりも驚いたのは、現在においては認知症は過去の不治の病ではなく、正しく病院に掛かる事で、その侵攻を遅らせたり、完治とは言わないまでも通常生活に支障のない程度にまでは回復可能な方もいらっしゃるという事であった。

 やはり、統計的には全人口の3%もを占める認知症患者が存在する現代社会である以上正しい認識を以てこれらから発生する様々な事象に適正に対応する姿勢が求められる。
 肉体的な問題は科学の力においてその殆どが解明できるようになった時代である。物理的に長生きは可能である。しかし一方で無限の宇宙にも例えられるほどの人間の脳の中身についてはまだまだ解明気出来ていない事が多いのが実態である。人間としても尊厳を守る意味でも、この認知症に対する研究は進んで欲しいし、周囲はそれをよく理解すべきである。そんなことを改めて感じた実に実り多い講演会であった。
 関係各位に心から感謝を申し上げる。

2013年10月15日






春日スポーツフェスタ グランドゴルフ参加

 9月29日から3週間にわたって春日市では「スポーツフェスタ」が開催されている。以前は一日で行っていたのだが、より多くの方に多くの競技に親しんでいただけるように日にちをずらして行っている。



 10月06日は世代間交流も意味も含めて各自治会大綱のグランドゴルフ大会が開催された。私も「桜ケ丘Bチーム」のメンバーとして出場。当然狙うは優勝である。ここで、知らない方の為に一応ルールを言っておくと、まあ基本ゴルフみたいなもので、離れた場所にある枠の中に木のボールを入れればいい。この時打った数が少なければ少ないほど良い。基本で入れる打数を「パー」と呼び、一コースで3打。1試合は8コースあるので全て基本で回れば24打、となる。他にもホールインワンであるとかの特殊なルールはあるが基本そんなものだと思ってもらえばいい。で、この大会ルールに大きな特徴がある。1チームは6人なんだが、この中に子供が入っている場合は一人につき24打ハンデが与えられる。つまり一人いないのと一緒になる。ならばこのゲームは子供には無理か?全くそんなことはない!子供から大人まで幅広い年齢層で戦えるのがこのスポーツの特性だ。即ち、上手な子供を入れているチームが圧倒的に有利となる。どの地域も子供集めに大騒ぎして揃えてきている。我桜ケ丘チームは?構成はすべて大人。戦う前から負けが決定しているような話だった。実際、私の八面六臂の健闘もむなしく(嘘)成績は70チーム中70位!!散々な結果ではあったが楽しい一日であった。

 10月13日は子供たちのドッチボールを中心に大会のメインである開会式。数多くの子ども達や大人も楽しんでおられた。開会式にはJAのマスコットキャラクターも参加して花を添えてくれていた。スポーツに親しむ非常に意義ある大会であった。バザーもあったしお弁当もおいしく頂いた。関係各位に心から感謝申し上げる。

 因みに、散々な結果に終わった私たちのグランドゴルフではあったが、子どもたちのゲートボール大会では桜ケ丘地区が見事優勝を果たしている。流石!!ご指導を頂いた方に大感謝である。やはり交流することは素晴らしい!!
2013年10月11日






奴国フェスタ「粉ひき体験」見学

 春日市奴国の丘歴史資料館において9月下旬から開催されている「奴国フェスタ」の一環で「粉ひき体験」が開催された。
 名前の通り、石臼を使って大豆を挽いてきなこを、お茶葉を挽いて抹茶を造るといものだ。しかも、御抹茶は表千家の家元の先生とそのお弟子さんに点てて頂くと言う贅沢なものである。

 戦後すぐくらいまではどの家庭にもあったであろう石臼ではあるが、講座に参加している子供たちにとっては見るもの触るのも初めてと言う代物。興味津々であったし、うすを挽くと言う作業が意外なほどに重労働である事も初めて体験できたことであった。

 出来た黄な粉にお塩と御砂糖を混ぜて完成!

 職員の方があらかじめ作っておいた白玉団子にまぶして、先生の入れた御抹茶を頂く。大変素敵な時間であった。

 欲を言えば、どうしてもこの春日市が多自治体に誇る歴史資料館であるのに、いつも宣伝が奥床しい。いや、むしろ下手だ!こんなに貴重な体験が出来るものをたったあれだけの人数でやるのは勿体ない!是非今後は宣伝も工夫して大々的に開催して頂きたい。
 お茶の為にご協力を頂いた先生方はもとより、職員はじめ関係者の皆様のご努力に敬意を申し上げる。
 本当に有難うございました!!
2013年10月04日






弥生の里かすが「奴国の丘フェスタ」開催!!

 去る9月28日に春日市岡本(これは私の住んでいる地域の隣町になる)の春日市立奴国の丘歴史資料館やその周辺で、春日市の古くからの歴史を体験して郷土の良さを改めて知るきっかけとすることを目的に今年で3回目の開催となる「奴国の丘フェスタ」が開催された。
 当日は澄み渡るような秋晴れの天候で、多くの市民が芝生公園で模しを楽しんでおられた。主催者側の市の職員はじめ関係者はすべて弥生時代風の衣装に身を包み雰囲気を盛り上げていた。

 メイン会場では市長はじめ主催者の挨拶の後、日本的なオカリナ奏者の第一人者である「和田名保子」さんのコンサートや、昨年度春日市文化功労賞を受賞された春日市出身でジブリ映画の主題歌でも有名な「手嶌葵」さんのミニコンサートも開催され、多くの観客を魅了していた。つい先日「ココリコ坂から」をDVDで観た私も感慨ひとしおであった。

 会場ではそのほか、歴史に関する体験コーナーや、ボランティアの皆様による歴史ツアーなのだも行われ、其々が春日市の歴史に触れる時間となっていた。
 また、地域の自治会はじめPTAの皆様もバザーコーナーに出展協力を頂き、私も大変暑い中ではあるが美味しいうどんを頂戴した。

 先程も触れたが、このフェスタは今年で3回目の開催になる。1回目は何故か6月に急に話が持ち上がり、昨年はその総括があったのかも解らないままに内容を変更しての開催であったので、実は私はこの開催には大概うるさく文句をつけた経緯がある。内容が悪いと言う訳ではない。無いが、祭りとして定着させたいのであればそれなりの段階を踏んで市民のコンセンサスを得るべきであるとの思いは未だにある。はっきり、今年は非常に雰囲気のいい祭典であった。これは間違いない。であるのならば、これを来年度以降に生かせるように経験をノウハウとして蓄積する必要もあろうし、更なる高みを目指す為の改良もいるであろう。これを執行部としては真摯に行うべきである。
 ともあれ、素敵な1日の演出を下さった全ての関係者の皆様、本当のお疲れ様でした!ありがとうございました!!
2013年09月25日






異世代交流合同講座 防災ワークショップ

 9月20日に、いつも時間があれば見学させて頂いている「かすが家庭教育学級」と「かすが人生考座」の合同講座である「防災ワークショップ〜クロスロード〜」が開催された。
 これはお母さまたちが主体の家庭教育学級の受講生と、どちらかと言えばご高齢者が主体の人生考座の受講生の皆様が世代を超えて一つのテーマで語り合おうと言う画期的なものであった。今回の主たるテーマは「防災」である。



 全体を8名づつのグループに分け、出される防災に関する問題に必ず良い悪いではなく、自分ならどうするか?と言う観点から「YES」か「NO」を明確に提示し、その理由を批判するわけではなく報告しあっていく。その中で、其々の人々の想いと言うものが客観的に伝わり、自分自身も今一度「もしも」の際のついて考えを深くすると言うテーブル上のシュミレーションであった。当然、これは考え方や立場の違う人が多く参加している方が、其々の考え方の相違を実感も出来るし、相手の立場でものを考えるきっかけにも繋がる。

「大地震の際、近所のお年寄りの様子を見に行きますか?」
「貴方が大手企業の課長なら会社と家庭のどちらを優先しますか?」
「飼っていた大型の犬を避難所に連れて行きますか?」
喉の問題が用意され、其々が発表するので真剣に考えていた。私自身も内面に抱えていた矛盾に気づかされるほど有意義な時間であったと思う。
 非常に手前味噌な言い方であると思うが、本当に今年の春日市の社会教育は随所に工夫がみられて素晴らしい。是非もっと多くの人に参加して頂きたいと切に願う。という事は即ち、受講者が少ない事が唯一無二の問題であるのだが・・・
 本当に今回も素晴らしい講座だった。今回は道路防災課の職員も大活躍されていた。心からお礼申し上げます。
2013年09月15日






大谷小学校音楽の玉手箱教室開講!!

 9月12日は9月定例会の最中でもあるし、緊急で上程される姿勢にとっても大変重要な議案がある日であったので、見学は叶わないと思っていたが、予定が思ったよりも早く終わったので、急遽、以前から大変楽しみにしていた春日市社会教育部主催の「音楽の玉手箱」の大谷小学校への出張授業を見学させて頂きにお伺いをさせてもらった。
 当日、小学校で特別に授業を行ってくれるのは、九州でも一番のジャズピアニスト「塚本美樹さん」!!

 実は彼女、むこうにしてみると公言されたくないかもしれないが、私の高校、福岡中央高校時代の同級生で、なんと、一時期バンドも組んでいたと言う、そんな仲なのだ。当然、彼女はその有り余るほどの才能を活かしてその後も本格的に音楽の道を進まれたわけだが、兎に角、高校時代から彼女の才能は、正にずば抜けていた!!いや、もう私らの様な我流のロック少年たちとはレベルが天と地と言うにも申し訳ないくらいに違っており、別世界で音楽の世界にいた、そんな彼女だった。
 まあ、何とも不思議なもので、その後も数年毎に顔を合わす機会があり現在に至っている訳である。

 で、彼女の授業。「素晴らしい!!」の一言に尽きた!!
 少なくとも私らの時代に、彼女が奏でるような、本物の音楽に接する機会などまずなかった。この日も彼女風のアレンジを効かせて「A列車で行こう!」を生徒たちと掛け合いをしながら弾いていたが、まあその演奏の上手い事上手い事!こんな極上の演奏が間近で聴けるなど、夢のようだ。生徒たちの生き生きとした表情がそれらをすべて物語っていた。

 最後は何と、彼女が気を効かせて、春日市立大谷小学校の校歌を伴奏をアレンジして弾いてくれて、それに合わせてみんなで大合唱!!
 今後二度と全く同じ演奏は聞くことも弾くことも出来ない最高の演奏だった。本当に素敵な授業、「音楽の玉手箱」をどうもありがとう!!
塚本さんの今後益々の御活躍を心からお祈りする。
 最後にこの日の生徒たちに一言。
「贅沢すぎるぞ!!」
2013年09月09日






社会教育学級「やさいソムリエ」講座

 社会教育課主催の健康講座「野菜ソムリエ講座」を見学させて頂いた。

 さすがに、日頃から係る事が多い、それでいて健康を支える基本である野菜に関する講座のせいか、聴講者は非常に多い数であった。実際、季節の旬に合わせた野菜の基礎知識と、健康に係る話で、日本中の誰よりも野菜嫌いを豪語する私でさえも「野菜食べてみようかな〜〜」と言う気持ちにさせられたのは、御講義を頂いた桑原先生の影響によるところが大きい。軽快な語り口調で、聴く人を引き付ける見事な講義でした。

 以前も述べたが、食生活は生活や、大袈裟に言えば道徳の基本だと私は考えている。その意味で、食に関する知識を高め、健康作りに邁進する事は非常に重要なテーマである。その意味において「食育」の問題はさらに掘り下げ、次回市の基本方針をお伺いしたいと考えている。
 知識として非常に素敵な講座だった。欲を言えば、実際に食材やお料理を持ってきて頂いて食させて頂けると、私の野菜嫌いも克服できたのかと思ったりしている。
 桑原先生はじめ関係者の皆様、本当に有難うございました。
 お疲れ様でした!
2013年08月28日






コミュニティバス「やよい」新車導入!

 春日市のコミュニティバス「やよい号」が8月26日より新型車両にすべて変更される!25日にそのお披露目試乗会が開催された。
 これまで永らく市民に親しまれてきた「やよい号」ではあるが、導入から10年の年月を経て走行距離も45万キロ以上と劣化が進み、またユニバーサルデザインにも対応できていなかったと言う面からも、この度市は新型車両の導入に踏み切った。これまで利用されてきた車両には何とも愛らしい、それでいてどこか物憂げな悲哀さえ感じられる少女の絵が描かれていた。

 私は何度この少女に癒されたか、心が救われたか解らないほどだ。古くなっているのは充分に解るが何故か寂しくてならない気持である。
 今回導入される新型車両は、正に最新式の車で電子カードにも対応している。描かれているマスコットも当市のキャラクターで「かすが君とあすかちゃん」が馬鹿陽気に微笑んでいる。まあ、良しとしよう。

 式典にはその二人と市長や議長がお集まりになり、盛大に開催された。

 私も試乗させて頂いたが、乗り心地は以前と比べ物にならないくらいに快適であった。コミュニティバスは、市民の生活の足を守る、移動手段を確保する大変重要な制度だ。高齢化が進む中、交通弱者の生活を支えるためにも絶対に必要な制度であると言える。小さな町ではある。しかし歴史のある町であるが故に都市区画整理も追いつかず移動には大変不便のある地域もある。現在運航の6路線ですべてをカバーできているわけでは決してない。今後も新しい路線の運航も含めて市民の足として有益に運用されることを切に願う。我々も市民の声に耳を傾けてより良い形を模索したい。
 最後に、今回から電子決済も可能になったので、西鉄のキャラクター、ニモカカードのフェレットちゃんと記念撮影!!

 こういうのを特権利用と言う(言わない)
 どうか市民の皆様、ご利用ください!!
2013年08月24日






恐竜の卵がやってきた!!

 8月21日に恐竜の研究者としても知られ、作家としても著名であられる「たかし よいち」氏を講師に招いて〜恐竜の子育ての謎に迫る〜と言う講演会が開催された。

 先生のお話はさることながら、何よりも関心を惹くのは「恐竜の卵」である。何と、この先生、今から30年以上前に中国から「卵を買わないか?」と持ちかけられ、30万円で購入をされたらしい。今では絶対にありえない話だ。しかし、30年前の中国ならあり得る。しかも、当時の中国で30万と言えば、それこそ3〜5年分の庶民の年収だ。今の価値に直せば3000万円と言うところであろう。私は恐竜の話よりも、つい30年前まで、国家レベルの貴重な化石すらも商売にするかの国の倫理観に驚いてほかの話が何も入ってこなかったのが実際である。大変申し訳ない。
 しかし、子供たちにとっては興味深い話だったようで、どの子たちも真剣に先生の話に聞き入っていた。
 講義の最後に「恐竜の卵」と一緒に記念撮影。

 子供たちにとっては大変貴重な経験であったろうし、忘れられない夏休みの思い出となってであろう。素敵な、そして貴重な講座であった。

 ただ一つ、純粋な疑問なんだが、何故、この講座の主催が、わが市の「男女共同参画センター」であったのかは全くの疑問である。きっと何かの意図があるのであろうが、大変申し訳ない。私には意図が図りかねるのが正直な感想だ。
 ともあれ、関係者の皆様、企画から運営と、大変お疲れ様でした。
2013年08月21日






かすが家庭教育学級「親子でもの造り」見学

 今回は先日お母さんたちに小物入れの作り方を教えて下さった同じ先生による「子どもと一緒に工作」の会である。
 さすがに前回でお母さまたちの慣れ方と言うか手つきが違う!ただ、今回は子供たちが主人公。きっとこれまでに手にしたことがないであろう金槌や鋸を頑張って作ってゴムで動く木製の船と、釣り遊びの道具を作っていた。



 慣れないながらも頑張って子供たちが何かを造ろうとする姿は見ていて本当に気持ちのいいものだ。自分が出来たものが思い通りに動かない時の悲しい顔も、それはそれで素敵なものだ。動かないなら動かないでいい。だって初めてじゃないか!次はきっと上手くいくよ!
 と、本来なら優しく見守るべきなのだろうが、どうしても救いの手を差し伸べずにはいられない私である。意味も無く、数人の子ども達とやたらと仲良くなってしまった。
 「あ〜〜我が家の子どももこんな時期があったのにな〜〜〜」
 等と嘆いていても仕方ない。
 普段しない事を時間を作って、それこそ大人も童心にかえって一緒に楽しむ事は極めて大切なことだ。これは見ていて実感できた。きっとこの日の夜は子供たちと話が尽きないであろう。
 いつも言う話だが、素敵なカリキュラムを工夫してくださる職員の皆様に感謝である。お疲れ様でした!!
 
2013年08月13日






市長出前トーク開催


 8月9日に私の住んでいる桜ケ丘地区において「市長出前トーク」が開催された。これは春日市内の35自治体の全てを市長が全ての執行部の部長クラスと共に回り、市民と会話集会の場を持つと言うもので、もう10年近くにわたって続けられている。普段から市長に学ぶことは多いのだが、何よりもこの出前トークを全ての箇所に10年も続けておられる、この市民との距離感については只管に脱帽する思いである。市民からも現在の市政に関する様々な質問や意見が飛び交い得るものが多い。

 本来は地方議員である私たちがもっと、市民の希望等を汲み上げる姿勢を示すべきであろうし、具体的にそのために為すべきことを為すべきであろう。唯々反省することしきりの想いであった。非常に勉強になった。
 市長ならびに教育長。そして執行部の各部長さんたち。本当にお疲れ様でございました!!
2013年08月08日






自衛隊基地 夏祭り参加

 春日市の特徴を一言で語るのは大変難しいが、少しでも当市の事を知っている近隣の方に聞けば、必ずと言ってよいほどに帰ってくる答は「あぁ、自衛隊の基地のあるところね」である。事実、この地には九州の要ともいえる自衛隊の、それも陸上と航空の両基地がある。春日市と言うのは人口密度が西日本で那覇市に次ぐ第2位だが、その面積の非常に大きな部分を自衛隊の基地が占めている、言わば基地の町でもある。
 当然、この基地内にあるものの殆どが、国防に係る重大な国家機密である訳だし、私も自分の住んでいる直ぐ隣町に基地がありながら、その中で何が行われているかを知る由もない。だが、年に一度だけこの中に自由にはいる事を許される日がある。それが夏祭りだ。
 まず、7月25日に航空自衛隊の夏祭りが開催された。普段見られない飛行機が展示されていたりする。

 大盛況であった。
 続いて8月6日に陸上自衛隊の夏祭りが開催された。こちらは盆踊り大会がメインである。

 そして何よりもこのお祭りを市民が楽しみにしているのが、祭りの最後に開催される「花火大会」。

 皆が、真夏の夜空に描き出される一瞬の光のコントラストに見入っていた。

 何かと制約の多い日々の業務ではあろう。しかし、彼らの存在が「国家」を思う時にかけがえのない大切なものであるという事は、全てとは言わないが国民は理解している。どうか激務ではあろうが頑張って頂きたい。
 美しい花火をありがとうございました。
2013年08月03日






食育を考える「親子料理教室」参観

 春日市の健康保険課が主催している「食育」をテーマとした親子の料理教室が開催されていると聞き、私としては、滅多に伺う事のない「春日市いきいきプラザ」に7月31日にお伺いしてきた。

 当日は約20組の親子の参加があっており、市の栄養士の方2名と、栄養ボランティアの方5名のご協力で、教室がスタートした。当日のメニューは「ご飯」「ジャガイモ団子のスープ」「鮭のホイール焼き」「人参のめんたいこ和え」「カルピスムース」と言う本格的な調理の5品、カロリーは占めてやく800kcalと非常にバランスの良い物であった。



 当然、この回にご参加のお母さんたちが本気を出してしまえば、これほどの料理など何という事も無いのであろうが、そこは「親子料理教室」。どのお母さんも出来るだけ子供たちに包丁の持ち方や、斬り方、生クリームの泡立て方などを教えながらであったので、時間は掛っていた。
 きっと、飽きっぽいであろうと思われた子供たちも、次第に夢中になり、おっかなびっくりの手つきではあるが保護者や先生に言われたことをしっかり守り、楽しく料理に取り組んでいた。

 次第に出来上がってくる其々の料理に、自分たちが作ったものでありながら非常に関心した様子が伺えた。嬉々として、まさに楽しそうに出来上がった料理を眺める姿は印象的であった。



 私は、実は人様にこれだけはと、自慢できるものは残念であるがあまり持ち合わせていない。しかし、敢えて何かを上げるなら、これまでに何等大袈裟ではなく、食卓で人様が作ってくれたものを、嫌いなものであっても一切残したことはない。好き嫌いは当然ある。しかし、出されたものは絶対に全て食べる。これだけは守ってきたことだ。これを教えてくれたのは、大変ありがたい話だが、戦中戦後と強烈な食糧難の時代を生き抜いてきた祖母や母だ。感謝している。飽食の時代と言われる今、先ず何よりも自らの生命を支える為に犠牲になってくれた尊い命と、それを手間暇を掛けて料理をしてくださる人の想いを噛みしめる事は、もしかすると、学力云々以前の「人」としての最低限度の教えであるのかも知れない。それを、自ら体験することで学ぶ「食育」は子どもの教育の根本として捉えるべき事業であるのかもしれない。
 少なくとも、この日、料理に触れた子供たちは、調理の大変さを学んだ。これはすぐにではなくても必ず活かされていく物であると信じたい。
 職員の皆様には突然お邪魔をして大変申し訳なかったが、本当にいい事業を見学させて頂けたと感謝している。どうか更に工夫をして頂いて、食を通じて優しい気持ちを学び取れる、そんな講座を今後も是非続けて行って頂きたい。及ばずながら応援させて頂きたい。そんな素敵な講座だった。
2013年07月27日






かすが公開講座 「歴史考座」聴講

 春日市社会教育課が主催している生涯学習の一環の「歴史考座」を見学させて頂いた。この歴史講座は3回のシリーズになっており今回はその一回目。テーマは「春日市の歴史を学ぼう」と言う物である。
 第一回目は今非常に注目され、来年の大河ドラマでも主人公として扱われる豊臣秀吉きっての軍師、黒田官兵衛(のちの如水)ではなく、講師曰く、彼の家臣の仮名で最も優秀で、且つ旧春日村を収めた黒田一成の話をご自身が所有する古文書等をご披露されながらお話を頂いた。



 私自身が持つ歴史観とは若干相容れない部分があるが、またこういった物言いが大変不遜不敬な言い方ではあるが非常によく研究、お勉強をなされていることは一目瞭然で、正に尊敬するに値する先生であった。特に黒田騒動の顛末を綴った「箱崎釜破古(上下巻)」の資料展示は普段滅多に見れない物だけに大変貴重な経験をさせて頂いたと感謝している。
 市報や新聞等での告知もあって当日は100名以上の方がご参加になられており、昨今の歴史ブームもあろうが、多くの人の旺盛な知識欲に唯々感心するばかりであった。郷土史に限らず歴史をテーマにしたさらに工夫をした講座を開講すれば間違いなく多くの人を引き付けられるであろう。研究していきたい。
 講師の先生並びに、関係者の皆様、大変お疲れ様でございました。
2013年07月20日






かすが人生楽校 「自分好座」聴講

 社会教育の一環として春日市教育委員会、社会教育部では数多くの市民向けの講座を開講している。私が議員になる以前から興味を持っていてこのHPでも何度も紹介させて頂いた「かすが社会教育学級」は義務教育にお子様を通わせているご父兄を対象として行っているが、他にも地域の人材育成プログラムなど毎回様々な趣向で参加者を楽しませてくれる講座がある。今回は「自分好座」と銘打った一連の講義の中で、春日市の「星の館」において昼間ではあるが星の観察を行う予定であった。
 当日は生憎の曇り模様であった為に星の観察は出来なかったが、館内の天体望遠鏡や高精度の双眼鏡を覗き、皆がその性能に驚いていた。

 また、星の写真やパネルを見て、これまでにあまり天体に興味のなかった人たちも熱心に係員の話に聞き入っていた姿が印象的であった。

 いつも考える事だが、多くの人々が、「老いて益々盛ん」と言うよりむしろ、以前より、自らの知識欲や学習力が増してきている姿がありありと手に取るように伺われる。これに、行政が応えて行く事はある意味義務だ。その工夫をいつもしている担当の職員の努力には恐れ入る気持である。民意が上がれば世の中は変わる。それは疑いようのない話だ。提供する側も真剣ならば、受け入れる方も真剣そのもの。今暫く勉強させて頂きたい。
2013年07月19日






かすが家庭教育学級 もの造り講座 聴講

 毎回様々な趣向で参加者を楽しませてくれる「かすが家庭教育学級」の「物造り講座」を拝見させて頂いた。開催は7月12日。
 今回は小物作りで大変有名な先生をお迎えしての、言ってしまえば「工作」の授業であった。今回私が何よりも驚いたのは、本来は工作とは無縁と思われるお母さんたちの積極性である。鋸や鑢や金槌を使う事に一切の迷いはない。「日曜大工はお父さんのお仕事」は感覚として古いどころか、もしかするとお母さんたちから貴重なストレス発散の機会を奪っていたのではないか、と認識を改めるどころか反省すべきと感じる程に、正に「嬉々とした」表情で、受講生のお母さまたちが一心不乱に、また躊躇いなく工作に向かう姿に、反省の念すら抱くほどであった。

 形や出来栄えはともかくとして、其々が思う形を完成させていく姿に、間違いなく主催者が意図したであろう「物を造る歓び」が直球で伝わった感があった。 担当の職員のお手伝いを少しさせて頂いたが、むしろ「邪魔しないで!」と言った目で見られたことも付け加えておく。

 大切なのは「やってみる事」だ。
 それを見事に具現化した素晴らしい企画であった。
 担当職員の皆様、お疲れ様でした。
2013年07月15日






全国市議会議長会 研究フォーラム 出席

 去る7月10日、11日の二日間開催された「第8回全国市議会議長会」に参加した。当日は例年の事であるが全国から市議会議員が1000名以上集まり会場は熱気を帯びていた。

 会議は一日目のテーマが「地方議会改革」と「地方自治の実現と地方議会への期待」。二日目が「政務活動費を考える」であった。
 そもそも論として、こういった場において専門家を名乗る学者が、現場を知らない机上の空論を述べる事に対して私は全く同意をするつもりはない。しかし、現実に掛け声だけでなく本当の意味において「地方分権」や「地方自治」を推進していくために地方議会や地方議員がしなければならない事が多いのは事実だ。それは何より、地方自治の重要性を地域の住民に語り掛け、その実現の為に意識を変えて頂くための努力を誰よりも骨身を惜しまずしなければならないという事である。国の制度を批判するのは容易い。しかし、それを本当に変えなければならないと思うのであれば、その意識を大いなる集合体として結集させる最前線にいる人間こそが地方議会の議員であるという事は疑いようのない事実であろう。
 その意味で、まだまだ我々地方議員の努力が足りないと言われれば、大変忸怩たる思いであるが、我々は沈黙せざるを得ないのが悲しいかな現状であろう。
 いつまでも中央集権で、前時代的な「お上の御意向」を気にしていたのでは、いつまでたっても地方と中央の関係は従属的なものにしか成り得ない。その際に必ず起きるのは、力ない地方の切り捨てである。そうならない為に地方の人間の意識改革を行うその最前線にいるのは私達であると言う自負を持って行動すべきだ。何かと頭の痛いフォーラムであった。

(レセプションで披露されたアイヌの踊り)

 また「政務活動費」の問題に関しては、色々あろうが、要は、それを与えられた側、即ち議員が、その支給意図に恥じない仕様を常に心掛けてさえいれば、批判に晒される事も無いのだ。であるのに、自らがその立場を弁えずに最良の範疇を逸脱する行為を繰り返す。確かに、地方議員の質を落としているのは我々なのだと言う危機感は持つべきなのかもしれない。全面的に組する事のない議論ではある。しかし、それも間違いなく一つの物の見方だ。今一度胸に刻んで考えていきたい。
2013年07月13日






旭川市立科学館訪問

 去る7月10日、私が所属する会派「近未来21」の会派視察を行った。主たる目的は、全国市議会議長会への出席であるが、時間の合間を見つけて、宿泊地である旭川の「旭川市立科学館」の見学へ行ってきた。
 とにかくこの市の施設はどれもが、まるで有り余るほどの敷地に、これでもかと言うくらいに余裕たっぷりで建てられているのが何より印象的だ。



 科学館の展示内容な実に様々で、私が訪れた日にも幼稚園の子どもから大人まで、という幅広い客層が、科学をじかに手にして楽しんでおられた姿は印象的だった。個人的には目の錯覚を利用した「錯覚の部屋」は興味深かった。何と言っても数分いるだけで船酔いにも似た症状になるくらいであった。
 展示や、説明員も実によく工夫されていて来館者は非常に楽しんでおられた。春日市には科学館と言う特定の施設はないので一行には値すると素直に感じた。
 だが、何よりも興味深かったのは屋上にある二機のの天体望遠鏡だ!
 一つは20cmの屈折望遠鏡。

 これはある意味汎用タイプである。しかし、もう一機がすごい!
 60cmの反射望遠鏡!!

 これは北海道でも国の施設にあるものを入れても3番目の大きさらしい。良い方は悪いが、良く一介の地方都市がこれ程の物を持ったと喝采を送りたい。私の尋常ならざる興味の持ち方に、係員の方も心を打たれたのか、当日は本来占めているドームを開けて望遠鏡を見せて頂けた。大感激であった!!
 お金のかかる、大規模公共工事を伴う所謂「箱もの」には兎角批判が多いご時世だ。曰く「採算性がない!」だが、敢えて言わせて貰おう。教育に採算性を求めてどうする?何人かでも、将来を夢見る子供がこの望遠鏡で星を眺めて、将来に希望を持てるのならば、何億円掛けても決して無駄ではない。公共にはそういった思いも必要なのだ。
子どもはともかく、少なくともいい大人の私がこれ程胸が震えたのも久しぶりだった。科学館の皆様には心からお礼を申し上げたい。
2013年07月08日






かすが人生楽校 ゆめ企画考座
 子ども体験活動指導者養成講座 聴講

 去る7月6日、春日市教育委員会、社会教育部が主催している生涯学習事業の一環である「かすが人生楽校ゆめ企画講座」を聴講させて頂いた。この日のテーマは「スポーツの多様性、障害者スポーツ」についてであった。講師は福岡県の障がい者スポーツ協会の主任指導者の方で、普段から春日市内にあるクローバープラザで、障害者のスポーツの指導育成に当たられている実績者だ。

 冒頭で、昨年開催された「ロンドンパラリンピック」のダイジェストを見せて頂いた。「いきものがかり」の「風は吹いている」にのせて流れる数々の名場面は、それだけでもう大いなる感動を呼ぶ。講師の先生も述べられていたが、障がい者の方が、頑張って普通に生活をしているだけでも、私らには想像もつかいほどのご苦労があろうことは想像に容易い。であるのに敢えて、自ら健常者であっても自らを鼓舞し追い込まなければ出来ないであろうスポーツを行うと言う行為は、もはや我々の想像をはるかに超える程に過酷で厳しい物であろう。それに向き合う事で、自らの存在意味を模索為されているのだとすれば、我々よりも遥かに彼らの方が「生きる」意味を噛みしめているのだと思う。正に、尊敬してもしきれないほどにこの事が持つ意味は大きい。
 だが、悲しいかな障がいを持たれている皆さんは、自らだけではスポーツをしにくい環境にあるのは間違いがない。どれだけ自立されていたとしても、これは健常者が支えてあげる必要がある。これは何も一段上から偉そうにいう物ではない。それが当たり前だし、義務だと思っている。だが、悲しいかな我々は通常の生活において、如何にすればそれが出来るのかを、手段を知らない。それを知る上で非常に意義深い講義であった。




 車椅子での健常者との合同の競技の在り方。プールにおける指導の在り様。最後は自分達でも障がい者スポーツがどんなものかを体験する時間も設けられた。非常に意義深い講義であった。是非広く市民の皆様に参加を呼び掛けたい。
 素敵な講義だった。関係者の皆様に心から感謝する。

2013年06月25日






平成25年度春日市総合防災訓練


 先日6月9日に春日西中学校において今年度の春日市総合防災訓練が開催された。
 当日は春日・那珂川・大野城消防署、福岡県警、ならびに陸上自衛隊の全面協力で訓練が実施された。
 消防署からは最新鋭のはしご車が展示、試乗が行われ、県警からは最新鋭の災害対策車が展示された。

 また陸上自衛隊から派遣された、災害対策車はもちろんであるが、自炊車や道路封鎖時に使われる車両は普段目にしないだけに圧倒的な存在感を示していた。

 業者からの出品である非常食の数々も、「ここまで来ているのか!」と驚くような完成度であり、まさに目から鱗の感さえあった。

 避難訓練には近隣の下白水地区や泉地区の皆さんがご協力を頂き、普段では味わえない緊張感を感じていらっしゃったと思う。惜しむらくは、もう少しだけでも、せっかくのこれだけの機会であるので、参加者が増える工夫が出来れば、と思わなくもない。これは運営する市の今後の課題だ。しかし、確実に市民の関心は増している。この努力は称えるべきであろう。
 訓練の傍らで、子どもによる放水体験があっていた。私が子どもの頃がそうだったように社会を守ってくれるかっこいい消防士さんに憧れる子供が増えるに越したことはない。是非、増えてほしい。

 間違いなく反省点もあろうが、実り多い訓練であった。関係者の皆様お疲れ様でした!!。
2013年06月03日






平成25年度かすが家庭教育学級開講式


 先日5月28日に、春日市ふれあい文化センターにて平成25年度の春日市家庭教育学級が開校式を迎えた。この事業は以前から春日市教育委員会、社会教育部が行っているものであり、先日の3月議会において私も一般質問を行うほど注目をしている事業である。数多くの講師陣をお迎えして年間33回にも及ぶ様々な講義を開催して、主に市内の小中学校に子供を通わせておられる保護者の方に、教育に携わる情操面の環境作りのお手伝いを行っている。
 実は私も時間の許す限りこの講座を見学させて頂いており、今年で3年目になる。実に興味深い講座が組まれており、私も随分と参考にさせて頂いた。
 今年の受講生は若干少ないように感じたが、肝心なのは量より質だ。途中からでも評判を聞きつけて多くの保護者の方にご参加いただければそれに越したことはない。
 「教育は、国家百年の計に通ず」地元のケーブルテレビも入るほど注目されている市の目玉事業であると思っている。私も微力ではあるが宣伝に努めたい。家庭での教育にお悩みの保護者の方がいらっしゃれば是非聴講されてみては如何であろうか?
 一年間の長丁場である。主催者である社会教育部の皆様は大変だと思うが、どうか春日市の教育全般の底上げの為の重要な事業である。頑張られて頂きたい。
2013年05月21日



総務文教委員会東京都市圏視察


 去る、平成25年5月14日から16日の3日間にかけて、東京都八王子市、東京都豊島区、同じく東京都府中市の3自治体に行政視察に訪れた。それぞれが他市に先駆けて先進的な取り組みを実践されており、担当職員の方からの丁寧なご説明もあり、非常に実り多い視察研修であった。視察内容については大変長くなるので報告書としてまとめてある。非常に細かな感想まで書いた力作なので、是非ご覧になられて頂きたい。

 平成25年春日市議会総務文教委員会 行政視察報告(PDF)

 レポートにも記したが、今後私共の自治体で何を実践できるのかを考えるよいきっかけとなった。当然自治体の持つ特性や環境は違うがしっかりと考えていきたい。
 ところで、全くの余談であるが、よく「議員が、視察と銘打って観光を行っている。けしからん!!」と言うご意見をよく耳にする。実は私、この御意見には全く同意しない。その地域にはその地域独特の風と言うか空気や雰囲気がある。これは情報や座学では絶対に得る事の出来ない、体験して初めて知り得るものだ。色々な政策を実施するにしても、その地域が持っている特性を理解しないで当てはめられるものではない。本来観光地があるなら、その区域まで含めた行政の在り方があって然るべきだ。況してや、ともすると議員と名のつくものは世間知らずが多い。それらが混雑しているところや賑わい等を自分の身で体験する事にも大いなる意義はある。そう意味において、物見遊山を一概に否定するのは、自らの町の議員の質と言うか見識の幅を狭くするものであるともいえる。何処にでも議員として学ぶものは、それこそ山ほどある。まあ確かに、それを生かすか生かさないかは個人の資質の問題になるであろうが、それを見極めるのは有権者の側だ。少なくとも私は、座学だけでは学べない何かがあって、それを身に着けようとする人間もいる以上、「観光などけしからん」と言って了見を狭くすることは決して得策であるとは思わない。路傍の小石にも感じるものはあるのだ。少なくとも私はそう思い、せっかく与えられた視察先での一瞬一瞬を大切にするように心がけている。
2013年04月24日



平成25年春日市議会報告会開催


 去る4月23日、以前より告知を行っていた通り、春日市ふれあい文化センターに於いて「平成25年度春日市議会 議会報告会」が開催された。
 当日は冷たい雨がぱらつく肌寒い気候であったが、100名近くの市民の民様にお越しいただいた。
 会では、司会進行を務める副議長より議会の基本的な運営に関する報告がなされたのち、各常任委員長(総務文教・市民厚生・建築都市)より、前回開催された3月議会での審議内容が報告された。併せて予算審査特別委員会委員長より、平成25年度の一般会計予算についての報告も行われた。
 不肖私からは、議会報編集特別委員会の立場から、「市議会だより かすが」についての現状等について報告を行い、今後もできるだけ多くの市民の皆様からの御意見を頂戴したい旨のお願いを差し上げてきた。
 ホールでの、それも壇上からの報告会であるが故か、ご来場者の皆様と若干距離が遠い感は否めないが、これはこれで間違いなく一つの報告の形ではある。例年出される質問がなかったことは多少拍子抜けではあったが、こういった場で、只管ご自分の主張をご披露されるのもどうかという事を思えば、これはこれでいいのであろう。ただ、間違いなく市民の皆様は市政に対して、また議会や議員に対して言いたいことは山のようにあるのだ。その機会を探していると言っても良い。これをいかにまんべんなく掬い上げるか?この方法論を模索しなければならない。そうの意味に於いては、また違う形の報告会の在り様も検討すべきであろう。
 ともあれ、それなりに充実した報告会であった。議員の皆様、お手伝いいただいた事務局の皆様。何よりもお忙しい中、ご来場いただいた市民の皆様に心からの感謝を申し上げます。
 ありがとうございました。

2013年02月26日
議員研修会開催

春日市議会の資質を向上させ、以て市民に対する還元を目的として、春日市議会において設置れている議会運営委員会に於いて協議を重ねて頂き、内容を「災害から学ぶ地震への備え〜〜春日市域の警固断層への対応〜〜」と銘打ち、講師に西南学園大学人文科学部の磯望教授をお迎えして議員研修会が開催された。教授は九州における地震等地質学の権威で、警固断層の研究においても積極的に行政に助言等を行っておられる方である。東日本に壊滅的な打撃を与えた東日本大震災は記憶に新しいところであるし、未だこの地震災害の復興が遅々として進んでいない現実を鑑みるまでもなく、日頃より地震をはじめとする自然災害への備え、防災・減災の意識は非常に重要である。そういった意味では、福岡西方沖地震を数年前に経験し、現実に春日市の真下を警固断層と言う活断層が走っている当市に於いては太自治体より更に地震に対する正しい知識を備えておく必要があると思われる。

講義はスライドを使用して非常に多くの資料をご提示いただき、また専門分野の先生ならではの、豊富な知識をご披露していただいた。春日市直下を走る警固断層に限らず、福岡には何本もの活断層が存在し、確率的には高い数字では無いとは言え、「将来的には地震が起こりうる」危険性を孕んでいる旨をご教授頂いた。また、現在日本全体の問題として非常に近々に起こりうる可能性が高いと言われる「南海トラフ大地震」が発生した際のこの九州、福岡県地方の被害予想も示して頂いた。個人的には、太平洋上の南海トラフプレートが大幅に移動した際に、福岡直下の活断層にも影響が及ぶ危険性があるのではないかとの問いに関しては、中央構造線が一旦断層のずれのストレスを吸収するであろうとのことであった。 

この数年で起こる可能性が低いとは言え、仮に警固断層を震源とする地震が発生した場合に、地質構造上の問題や過去の地震等自然災害の発生時における実際の被害状況等から考える際に、今後起こりうるであろう被害の予想は予想としてご提示いただいた。春日市の歴史を語る上で非常に重要な文化の一つである「溜め池」の堤防決壊の危険性や、残念ながら私の居住する市内の北部の地盤の脆弱性や全体と比べた際の土地の低さの面など多々ご指摘がなされた。堤防の強化や構造物の基礎の強化は、今後行政としても真剣に取り組むべき課題であると思われる。また、警固断層を震源とする地震が発生した際には、福岡市中心部が大きな被害を受けることが予測されるため、災害時の相互救助協定は違う地域と結ぶ方が望ましいと言ったご意見は新鮮であった。

 

締めくくりに、教授からもまた多くの議員からも出された意見ではあったが、予測は予測として、いたずらに危機を騒ぎ立てるのではなく、起こりうる災害に対する正しい知識を身に着け、防災・減災に真摯に取り組んでいくこと。正確な情報を我々行政はもとより、市民にも伝えることが重要である事を今一度確認し、研修は終了した。極めて意義のある研修であった。今後の当市の防災に活かしていきたい。

2013年02月14日〜15日
総務文教委員会視察実施
2013年01月29日
福岡県町村議会 広報研修会参加 

町村議会広報研修会議会報のより良いあり方を模索する目的で、上記研修会にオブザーバーの形で参加させて頂いた。会場内は200名を遥かに超える参加者の熱気で溢れていた。講師に、出版編集のアドバイザーとして活躍されている芳野政明氏を迎え、第一部の研修会では「議会広報が自治体情報の主役となる時代〜政策情報の担い手として〜」と銘打って講演が行われ、昼食をはさんだ第二部では「議会報クリニック」と称して事前に講師に提出された各町村の実際の議会報への添削が行われた。

講演において、講師が行ったアンケート等を基に、今現在の自治体住民が抱える不満等について具体的な話がなされ、これまでよりさらに進んだ議会改革が求められている旨の説明がなされていた。当春日市においては政治基本条例の制定等、他市に先駆けて議会改革を推進してきた経緯がある。議会報告会の開催など、開かれた議会の在り方を議員全てが共通の認識として邁進していることは誇らしい限りである。しかしながら、「議会改革フォーラム編 議会改革白書2010」において、「議会改革は広報改革と一体」であると主張している点は見過ごせない。地方自治の新しい形の具現化の手段として、議会の広報・広聴の更なる推進が求められているのである。制度の制定によって、先程述べたように春日市では、議会報告会は開催されている。また、本議会や一般質問もケーブルテレビによって市内で放送されてはいる。しかし、これから先に求められるのは、現在の形よりさらに進化した、住民に優しく伝わる広報の存在であるという。講演の中でも度々使われた「伝える広報から伝わる広報へ」の意識付けは極めて重要なものであると考えられる。そういった意味において、現在私共が発行している「春日市議会だより」が、市民目線に立った、解り易く、関心を惹く文章であったのか、との問いに関しては若干耳の痛い思いである。また、議員や執行部たる行政が、常日頃用いている表現が、決して市民の立場に立った時に「安易に理解しやすい表現ではなく、むしろ住民との距離を広げる表現である」、との指摘は全く持って正論である。住民に議会における決定事項を伝える際に、「どうすれば一番内容が伝わるか」「どのような表現を行えば最も関心を惹きつけられるか」を今一度熟議すべきであろう。これまでに多くの改善を行ってきたつもりではあるが、今一度既成概念を捨てて、思い切った改良を行う必要に迫られているのか知れない。そういった点においては充分に、この講演に参加した事は意義深いものであったと言える。

一部、二部を通じて示された、新聞等広報誌での数字などの表記の正しい在り様や、実例を示したうえでの改善点のポイント指摘は、実践的であるが故に説得力のあるものであった。我々が日頃から行っている条例の紹介や見出しの決定方法がいかに稚拙なものであるかを痛感させられた。また普段目にする機会の少ない県内10町村以上の議会報に直接触れる機会を得たことも感謝したい。若干、これまで議会制度の慣例の中で足踏みしていた事柄に踏み込むことが、すでに時代遅れの感すらある実情を目の当たりにして思いである。「住民に近い議会」の在り様は地方自治やそれに係る議員にとって喫緊の課題である。その重要なツールとして「議会報」が存在するのであれば、今後、時代のニーズにこたえる形でさらに踏み込んだ情報の開示を行っていかねばならない。住民が「なんとなく目にする」議会報から「積極的に手にする」議会報へ変貌を遂げるべきであろうし、時代の必然としてそれが求められているのではないだろうか。我々の議会報もさらに進化していかなければならない。そういった思いを強くした研修であった。

2012年07月01日


■春日だより
 ・平成23年 春日通信Vol.1
        春日通信号外


■インターネット議会中継

 ・平成25年 6月定例会  ■6月一般質問再生する(準備中)




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